家庭用ゲーム機(ハード)の歴史の始まりの時期(ファミコン登場まで)を解説するページです
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《 目次 》 1972年 1975年 1976年 1977年 |
1978年 1980年 1981年 1982年 1983年 |
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オデッセイ(Odyssey) 1972年1月発売(マグナボックス社) |
ラルフ・ベアが開発し、マグナボックス社(Magnavox)から発売された。 価格は当時の100ドルだった。初のコンシューマーハードにして、既にソフト(カード)の交換が可能だった。 ソフトごとに付属の「オーバーレイ」と呼ばれるシートをテレビ画面に取り付けてプレイする。 |
ホーム・ポン(HOME-PONG) 1975年発売(アタリ社) |
パドルを動かしてパドルがボールに当たればボールは相手側に跳ね返っていき、パドルで跳ね返すことができなかった場合は相手の得点となる。(つまりピンポン) 日本ではセガ、タイトーなどが輸入販売をしていた。 |
テレビテニス 1975年9月発売(エポック社) |
発売当時の定価は、19,500円。俗に「ポンテニス」と呼ばれた。 本体のアンテナからUHF帯の電波を発信しテレビ側のUHFチャンネルで受信するという現在でも珍しいワイヤレス機でもあった。2人のプレイヤーがパドルを使って互いに打ち合う。スコア機能がなかったため、本体上でスコアをカウントする為のダイヤルが付いていた。 |
フェアチャイルド・チャンネルF (Fairchild Channel F) 1976年8月発売(フェアチャイルドセミコンダクター社) |
最初から「テニス」と「ホッケー」を内臓していて、カートリッジを交換することにより20本以上のラインナップをプレイすることができた。 小売価格は169.95ドル。 日本では、丸紅住宅機器販売より1977年10月に輸入販売された。本体価格128,000円、カセット9,800円。 |
SUPER PONG 1976年発売(アタリ社) |
4種類のゲームをカラーでプレイすることができた。 |
Ricochet 1976年発売(MSC社) |
本体が2つに分かれたデザインとなっており、本体を内蔵したセパレートの2コントローラー、といった感じである。 |
TELSTAR 1976年発売(COLECO社) |
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カラーテレビゲーム15 1977年7月発売(任天堂) |
100万台を売り上げた。 15のゲームスイッチ(遊べるゲーム)が付いている。内容は主にPONGに代表されるテニスまたは卓球ゲームの類である。 ケーブルで本体に接続されたコントローラーが二個あり、それぞれのプレーヤーはコントローラーを手に持って操作することもできた。定価15,000円。 |
カラーテレビゲーム6 1977年7月発売(任天堂) |
上述のテレビゲーム15と同時発売の廉価版。 ゲームスイッチが6であり、ゲームコントローラーも本体直付けだったため、定価で5000円以上の価格差があった「15」のほうが人気が高かった。定価9,800円。 |
Atari 2600 (アタリ2600) 1977年10月発売(アタリ社) |
俗に言う*「アタリショック」によって衰退したのも有名なエピソードである。 日本では1983年5月に、日本版VCSとして「アタリ2800」が発売された。 *「アタリショック」とは、 北米における家庭用ゲームの売上高は1982年の時点で約32億ドルに達していたが、1985年にはわずか1億ドルにまで減少した。北米の家庭用ゲーム市場は崩壊し、ゲーム機やホビーパソコンを販売していた大手メーカーのいくつかが破産に追い込まれた。ゲーム市場最大手であったアタリ社も崩壊、分割された。 |
TV JACK(テレビジャック)シリーズ 1977年~(バンダイ) |
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ビデオカセッティ・ロック 1977年10月発売(タカトクトイス(当時の社名はタカトク)) |
1977年にパドル式コントローラーを搭載した本体に『ボール6ゲーム』のカセットと光線銃が付属した「サービスセット」が13800円で試験販売。 1978年にはジョイスティック式コントローラーを搭載した本体に『ボール8ゲーム』のカセットが付属した「基本セット」が17,600円で発売された。 |
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TV JACK(テレビジャック)シリーズ (バンダイ) |
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TV JACKシリーズ初のカセット交換式テレビゲームへ。(1978年)
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TELSTAR ARCADE 1978年発売(COLECO社) |
従来のコントローラーの他に、本体にハンドルやレバー、ガンコントローラーが付いている。 |
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ゲーム&ウォッチ 1980年4月発売(任天堂) |
任天堂開発による初の携帯型ゲーム機。一般での呼称は「ゲームウオッチ」 ゲームソフトは本体内のROMに書き込まれた「1ハード1ソフト」であり、カートリッジ交換で様々なソフトを実行することはできない。 ゲームをしない間は時計として使え、これが商品名「ゲーム&ウオッチ」の由来である。後に、アラーム機能も付くようになった。 多くのタイトルが発売されたが、 第1作は1980年4月28日発売の「ボール」 代表作「ファイア」「マンホール」「オクトパス」など。 ▼ 下のサイト内リンクページも参照 ▼ |
ゲーム&ウォッチ 機種一覧 |
テレビベーダー (TV VADER) 1980年8月発売(エポック社) |
これまでもスペースインベーダーを移植したゲーム機はあったが、いずれも高価であった中、これは15,000円の価格設定で、かなりの普及を見せた。 |
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カセットビジョン 1981年7月発売(エポック社) |
ファミリーコンピュータ(ファミコン)が登場するまでの2年間に日本で最も売れた家庭用ゲーム機。それまでのゲーム機の中では群を抜く40万台を売り上げた。定価13500円 後年のカセット交換式ゲーム機とは異なる構造で、本体に周辺回路と電源と操作部を搭載し、カートリッジにテレビゲーム用LSI自体を1チップにした1チップマイコンを内蔵し、カートリッジを交換することで違ったゲームを楽しめるというシステムであった。 |
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インテレビジョン 1982年7月発売(バンダイ) |
日本では、1982年7月ににバンダイから発売された。英語での表記は「Intellivision」で「intelligent television」からの造語。 家庭用ゲーム機としては初めて16ビットCPUを採用し、グラフィック能力は解像度160×96ドット、16色表示、スプライト8枚と、当時ヒットしていたAtari2600よりも一歩抜きん出た表現力を誇り、アメリカではそこそこの人気を得た。販売台数は20万台を記録。 しかし、日本では、49,800円という高めの価格から、販売台数は3万台弱にとどまった。 |
コレコビジョン (ColecoVision) 1982年8月発売(COLECO社) |
12タイトルのゲームソフトのラインナップで売り出され、10タイトルのゲームソフトが追加販売された。 日本国内では発売されていないが、「ドンキーコング」「ドンキーコングJr.」「ギャラクシアン」などのゲームがリリースされた。 |
オデッセイ2 1982年9月発売(フィリップス) |
8方向スティック+1ボタンのコントローラが2個付属する他、本体にもQWERTY配列のメンブレンキーボードが搭載されていた。 国内発売のソフトは、米国発売のソフトにカタカナのタイトル名でラベルが貼られ、モノクロの和訳マニュアルが添付された。 |
ぴゅう太 1982年10月発売(トミー(現タカラトミー)) |
ぴゅう太という名称は子供用のこん「ぴゅーた」というところから名付けられている。 広告では「パソコンなんて、過激なオモチャじゃ!」というキャッチフレーズが使われた。 |
クリエイトビジョン (CREATEVISION) 1982年10月発売(チェリコ社) |
テープレコーダーやプリンターも接続可能。 |
ゲームパソコン(M5) 1982年11月発売(タカラ(現・タカラトミー)/ソード社(現・東芝パソコンシステム)) |
タカラは後にゲームパッドを除いたゲームパソコンM5を販売した。定価49800円 (ソードから発売された製品はm5で小文字のmだが、タカラから発売されたゲームパソコンM5は大文字のMである。) ロムカートリッジとカセットテープによるゲームの供給も行われ、特にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)製アーケードゲームが多数移植された。 |
マックスマシーン (MAX MACHINE) 1982年11月発売(コモドールジャパン) |
本体には、2.5KiBのRAMしか搭載しておらず、ソフトウェアはROMカートリッジを挿入することでロードされる。 |
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バンダイ・アルカディア 1983年3月発売(バンダイ) |
日本でバンダイ・アルカディアとして、アメリカではEmerson Arcadia 2001として、ドイツではHanimex HMG 2650として知られ、多数の互換機が存在する。定価19800円の8ビット。 |
Atari 2800 (アタリ2800) 1983年5月発売(アタリ社) |
日本国内において子会社(アタリファーイースト)も設立され、定価24,800円で発売された。しかし同じ年の7月には任天堂のファミリーコンピュータが発売され、旧式のAtari 2800に勝ち目はなく、一年たたずに撤退した。 ゲームソフトは31タイトルを発売、この内の25タイトルが本体と同時発売。全てAtari 2600用ソフトのコンバージョンで、日本向け専用ソフトは1本も発売されなかった。 |
マイビジョン (My Vision) 1983年5月発売(日本物産社) |
販売元は異なるが日本物産が主体となって開発した家庭用ゲーム機であり、「Nichibutsu」ロゴが記載されている。当初のメーカー希望小売価格[要出典]は39,800円だったが、後に19,800円とされた。 ゲームソフトの開発は日本物産とサードパーティーに関東電子の関連企業だったロジテックが参入し、開発を担当した。リバーシ、麻雀などボードゲームに絞った家庭用ゲーム機で簡単なキーボードが搭載されており、2台のマイビジョンと通信ケーブルを揃えれば2人対戦プレイができる。 |
光速船(こうそくせん) (コンピュータービジョン 光速船) 1983年7月発売 (バンダイ) |
ポータブル機以外の家庭用ゲーム機としては珍しく、通常のテレビへの接続の必要がない。というよりも、ベクタースキャン方式のため、通常のテレビを表示のために使えないため、縦置き9インチ白黒CRTを内蔵している。 |
ぴゅう太Jr. 1983年7月発売(トミー) |
キーボード、G-BASICを省きゲームに特化。ただしテレビ画面に絵(CG)が描けるという機能を持つ。出力端子はRF出力になっている。定価19,800円。 |
カセットビジョンJr. 1983年7月発売(エポック) |
ボリュームコントローラーなどが省かれており一部のゲームができなかった。キー配置が変更されており、『パクパクモンスター』等のゲームが操作しやすくなっている。 |
SG-1000 1983年7月発売(セガ) |
別売の外付けキーボード SK-1100には、SC-3000から省略されたインターフェイスも搭載されており、機能的には同様のものが提供される。定価15000円。 日本国内では販売時期に相応して3種類のバージョンが存在している。(上の写真は後期モデル) |
SC-3000 1983年7月発売(セガ) |
後に、初代機のチクレットキーボードを、プラスティックの本格的なキーボードに改良した後継の上位機種である、SC-3000H(メーカー希望小売価格33,800)を展開した。 |
ファミリーコンピュータ (Family Computer) 1983年7月15日発売(任天堂) |
当時アーケードゲームで人気を博していたドンキーコングが見劣り無く家庭で遊べる程度の性能を目標に設定して開発された。 型番はHVC-001。HVCはHome Video Computerの略である。日本国内での略称・略記はファミコン・FC。14,800円。 ▼ 下のサイト内リンクページも参照 ▼ |
ゲーム機の歴史 任天堂編 |
ファミコンテレビC1 (正式名称はマイコンピュータテレビC1) 1983年10月発売(シャープ) |
海外版はNES互換機として、Sharp Nintendo Televisionの名で発売された。19C-C1F・W(19型、定価14万5000円)、14C-C1F・W・R(14型、定価9万3000円)、AN-320(専用キーボード) |
TVボーイ 1983年10月発売(学習研究社) |
左手で本体向かって左の取っ手をつかみ、右手でT字型のジョイスティックを握るかたちとなる。ボタンは2つあり、左の取っ手とジョイスティックのそれぞれ親指で押せる位置に付いているが、どちらも同じ入力で内部的には1ボタンである。 コントローラの増設は出来ず、2人プレイするときは交替することになる。電源スイッチの他にゲームを中断するポーズボタンがある。定価8,800円。 |
PV-1000 1983年10月発売(カシオ) |
同時発売の上位機種PV-2000とはソフトの互換性がなく、PV-1000・PV-2000用ソフトはそれぞれ別々のプラットフォームである。同一タイトルのゲームソフトが、PV-1000・PV-2000両方に発売されることがあった。定価14,800円。 |
PV-2000 楽がき 1983年10月発売(カシオ) |
パソコン機能のないゲーム機PV-1000と同時発売、ソフトの互換性はない。 |
オセロマルチビジョン 1983年11月発売(ツクダオリジナル) |
また、本体にジョイパッド又はジョイスティックやボタンが付いており、コントローラがなくても1人プレイ用のゲームを遊ぶことができる。1P・2Pコントローラ接続端子ガ付いている。定価は19,800円。翌年には外装を変えたオセロマルチビジョン2 (FG-2000) も発売された。 セガのSG-1000シリーズと互換性があり、同機用のゲームソフトが使えた。また、ツクダオリジナルからも対応ソフトが計10本発売された。 |