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オーディオの種類と選び方audio

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オーディオの種類と選び方

オーディオ機器に関しての解説や選び方を紹介するページです。

《 目次 》

 オーディオシステムの種類

 オーディオ機器の種類

 オーディオの選び方

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●オーディオシステムの種類

オーディオとは 
音を録音再生したり変換したりするための音響機器。
「ステレオ」とも呼ばれるが、現在では「オーディオ」と呼ばれることのほうが多い。

アンサンブル型ステレオ
(アンサンブルステレオ)
アンサンブル型ステレオ
  レコードプレーヤー・センターユニット(アンプ・チューナ)・スピーカーを完全一体化したステレオセット。

「家具調ステレオ」などと呼ばれることもある。
1950年代終盤から1960年代の半ばころまでの主流。
セパレート型ステレオ
(セパレートステレオ)
セパレート型ステレオ
左右のスピーカーを、レコードプレーヤーとアンプ、チューナーを一体化したセンターユニットと分離して設置できるように設計されたステレオセット。

アンサンブル型と含めて、こちらも「家具調ステレオ」などと呼ばれることもある。
アンサンブル型ステレオがスピーカーも含めて一体型であったことに対して、セパレート型と呼ばれた。
1960年代半ばから1970年代の半ばころまでの主流。 
コンポーネントステレオ
独立したアンプ・チューナー・スピーカー・CDプレイヤーなどの音響機器を組み合わせてて構築するオーディオシステム。
それぞれの機器は「単品コンポ(略称:単コン)」とも総称される。レコードプレーヤー・チューナー以外の入力装置(CD・テープ・DVD・ビデオなど)はデッキと呼ばれる。

単に「コンポ」とも略称されるが、この略称は現在では「ミニコンポ」を指す場合が多い。
システムコンポーネント
コンポーネントステレオは、自分の好みのものを構築できる反面、製品間の相性の問題があった場合には期待していた音質とはならない場合もある。
その点「システムコンポーネント(略称:シスコン)」は、それぞれの製品を別々にも購入できるが、メーカーおすすめのセットが前提で、セットで購入すれば、デザインも統一されており、十分な音質が楽しめる。
ミニコンポ
現在では性能の向上により10cm程度の小口径のウーファーでもボリュームのある低音が再生できるようになり、大きめのラジオカセットくらいのサイズの「ミニコンポ」が主流となった。
ミニコンポは一般にシステムコンポであるが、単品コンポ的なものもある。
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ポータブルオーディオ
戸外のレジャーに持ち歩くポータブルオーディオといわれる分野。ジョギングや電車の中や歩きながらヘッドホンをかけてオーディオを楽しむヘッドホンステレオ,ラジオ受信機とカセットテープ録音再生機を一体化して携帯型にしたステレオラジカセや,携帯できるように小型化したシステムコンポを持ち歩いてオーディオを楽しむなど。
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●オーディオ機器の種類

以下、アンプ、スピーカー、サブウーファー、イコライザー、チューナー、CDプレイヤー、レコードプレイヤーについて解説します。

アンプ
音響機器におけるアンプは音声を増幅する役割をもつ機器。
英語名amplifier(アンプリファイア)の略称。
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●機能上の分類
コントロールアンプ
(プリアンプ)
レコードプレーヤー、CDプレーヤー、チューナーなどの音響機器からのライン出力を受け主として電圧を増幅し、またセレクタ(入力を選択)やトーンコントロール(高音域、中音域、低音域の音量を個別に調整)、ステレオの左右の音量を調整するなどの機能を内蔵する。
次のパワーアンプを駆動する増幅器をコントロールアンプ、あるいは次のメインアンプと対置してプリアンプとも呼ぶ。
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パワーアンプ
(メインアンプ)
コントロールアンプからの出力を受け、主として電流(ないし電力)を増幅し、スピーカーなどを駆動する増幅器。
プリアンプと対置してメインアンプとも呼ぶ。
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プリメインアンプ
(インテグレーテッドアンプ)
コントロールアンプ(プリアンプ)とパワーアンプ(メインアンプ)を一体化したもの。近年は「インテグレーテッドアンプ(総合アンプ)」とも呼ばれる。
なお、内部でコントロールアンプとパワーアンプを分ける構成をしたものがあり、セパレートなどと呼ぶ。
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●増幅素子による分類
半導体アンプ
トランジスタやFET(電解効果トランジスタ)などの半導体デバイスを用いたアンプ。
現在のアンプはほとんどが半導体アンプ。
真空管アンプ
真空管素子を用いたアンプ。管球式、あるいはバルブタイプとも呼ぶ。
アナログ的なサウンドでいまだに根強い人気がある。
振動に弱く、真空管は寿命があり取替えが必要。
最近では、新しい設計の真空管アンプも発売されている。

 

●アナログとデジタル
アナログアンプ
増幅素子の直線性を利用したアンプの総称。
入力信号の大きさに比例した出力を得るという仕組みで、動作形式としてA級、B級、AB級などがある。
デジタルアンプ
入力を一旦0、1のパルス信号に変換し、パルス信号のまま増幅して、最後にアナログ信号のみを取り出すアンプ方式です。D級はデジタルアンプの場合の動作状態を示す。
アナログアンプに比べ電力効率が飛躍的に高いことが最大の特長。また、低発熱、小消費電力。
その電力効率の高さからミニコンポやカーオーディオ、携帯音楽プレーヤーなどのアンプ、また多チャンネルを扱うAVアンプ用としてよく用いられるほか、従来のアナログアンプにない特長を活かしたハイエンド機のアンプとして販売されているものもある。

 

スピーカー
電気信号を物理振動に変えて、音楽や音声などの音を生み出す機械。ラウドスピーカーとも呼ばれる。
スピーカーユニット(後述)と区別するために、エンクロージャー(後述)に纏められたものをスピーカーシステムと呼ぶことがある。
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スピーカーの構造
音の出る部分である『スピーカーユニット(または単にユニット)』と
スピーカーユニットを取り付ける箱である『エンクロージャー』からなる。

スピーカーユニット
スピーカーの音の出る部分。ひとつのユニットでヒトの可聴域(およそ 20 — 20,000 Hz)全てを再生するのが理想であるが、現実には製作が難しい。そこで、特定範囲の周波数に特化したスピーカーユニットも存在する。


各ユニットは担当する周波数によって、以下のように分類される。
なお、どの範囲の周波数が超低音・低音・中低音・中音・高音・超高音なのか、厳密な定義は存在しない。

●フルレンジ 全帯域用
●サブウーファー 超低音用
●ウーファー 低音用
●ミッドバス 中低音用
●スコーカーまたはミッドレンジ 中音用
●ツイーター 高音用
●スーパーツイーター 超高音用

上記のユニットを一つまたは複数搭載することで、スピーカーシステムが作られている。
2ウェイ以上のスピーカー(フルレンジ以外のスピーカー)を『マルチウェイスピーカー』と呼ぶ。

1ウェイスピーカー
(フルレンジスピーカー)
フルレンジユニットのみを使用したもの。
音域は広くないものの、ボーカルなどの中音域の音質に優れているとされる。また、2ウェイ以上のスピーカーではスピーカーの理想的条件の一つとされる点音源から乖離してしまう(ユニットが複数あると音源も複数になってしまう)ため、フルレンジユニットのみでの再生を理想的な条件の一つとして扱う場合もある。
近年は人間の可聴帯域を遥かに超えた高周波を再生できるフルレンジユニットが数多くあり、低音側にも音域が拡大される傾向がある。
2ウェイスピーカー
音域を2分割し、2種のスピーカーユニットで再生する。
「ウーファー+ツイーター」で構成されることが多い。
3ウェイスピーカー
音域を3分割し、3種のスピーカーユニットで再生する。
「ウーファー+スコーカー+ツイーター」で構成されることが多い。
4ウェイスピーカー(以上) 
音域を4(以上に)分割し、4種(以上)のスピーカーユニットで再生する。
2ウェイ・3ウェイと異なり、構成はまちまちである。


 ●ユニットの変換方式による分類

 ダイナミック型
一般的な音響機器に組み込まれているスピーカーユニットのほとんどがこの方式を採用している。1924年にチェスターW.ライスとエドワードW.ケロッグによって発明されてから現在に到るまでその基本構造が変わっていないのは、この方式がシンプルで優れているからである。

これ以外にも、コンデンサ型(静電型)、リボン型イオン型(放電型)、マグネティック型圧電型などがある。


 振動板の形状による分類

振動板の形状としては、低音用にはコーン型(くぼんだ円錐形)、高音用にはコーン型ドーム型(ふくらんだ半球形)が主流。

1980年代前半に平面型が流行したが、現在はほとんど使われていない。
なお、大きなコーン型振動板の中央に小さいコーン型振動板を取り付けることで、広い帯域の再生を狙った「ダブルコーン型」もある。

 

エンクロージャー
スピーカーユニットを取り付ける箱のこと。
音には障害物の向こうに回り込む性質(回折)があり、低音になるほど顕著である。このため、ユニットをむき出しのまま使うと、裏から出た低音が前に回り込んで打ち消しあい、低音が小さくなってしまう。
そこで、ユニットをエンクロージャーに取り付けることで裏から出た音を遮断する。ユニットをエンクロージャーに組み込んだものをスピーカーシステム(または単にスピーカー)と呼ぶ。


エンクロージャーには数多くの方式があるが、市販品のほとんどは「密閉型」か「バスレフ型(位相反転型)」である。以下は主な方式。

密閉型
箱を密封し、振動板背面から発せられる音の影響を完全に遮蔽する方式。
癖の少ない素直な音質が特徴。反面、エンクロージャーが過小でスピーカーユニットの磁気回路が非力な場合、振動板の動きが制限され、低音の少ない詰まった音になりやすい。
バスレフ型
(位相反転型)
エンクロージャーの前面や背面に筒状の貫通穴を設け、ヘルムホルツ共鳴の原理でユニット裏面から発せられた低音を共振、増強する方式。
これが振動板の前面から発せられた低音に加算され、豊かな低音が得られる。反面、共振周波数よりさらに低い低音がほとんど出なくなる。また、設計が悪いと音に癖が付いたり、貫通穴のところで風切り音が出たりする。
バックロードホーン型
エンクロージャーの内部に、少しずつ太くなってゆく音の道(ホーン)が折りたたまれており、箱のどこかにホーンの出口がある方式。
振動板の裏側から出た音のうち低音はホーンで増強され、中音高音は折り曲げ構造により減衰し、出口から放射される。バスレフ型に比べて低音増強効果は大きいが、反面、バスレフ型ほど低い帯域まで低音を増強させる事は困難である。設計や製作に手間がかかる。海外メーカーの超高級品などに使われている。

 

サブウーファー
(スーパーウーファー)
普通のスピーカーでは充分に再生できない超低音域(概ね20Hz~100Hz)を専門に受け持つ重低音再生専用の独立したスピーカー。
映画では効果音としてのLFE(Low Frequency Effect)を再生し迫力のある音を実現する。
小型のシステムでは、メインスピーカーの低音部も受け持ち5チャンネル全ての低音をこのスピーカーから再生する。
5.1チャンネルの0.1はこのサブウーファーを指す。

かつては「スーパーウーファー」と呼ばれていたが、「スーパー」では~より上となり意味がオカシイと言うことで、~より下の意味の「サブ」を使うようになった。
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イコライザー
音声信号の周波数特性を変更する音響機器。
音声信号の特定の周波数帯域 (倍音成分や高調波成分あるいはノイズ成分)を強調したり、逆に減少させる事ができ、全体的な音質の補正(平均化)や改善(音像の明確化など)、に使用される。
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チューナー
文字通りには同調回路のことだが、ふつう同調から復調までの回路セットのこと。
オーディオにおいては、ラジオ受信機(または、テレビ受像機)のうちパワーアンプとスピーカーを持たず、別体のアンプに音声信号を送る機器。パワーアンプを内蔵したものはレシーバーと呼ばれる。
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CDプレーヤー
コンパクトディスク(CD)を再生する装置。CD-DA(CDの規格の一つで、音楽情報を記録した一般的なオーディオCDのこと)上に記録されているデジタル音声データを、スピーカーで再生可能なアナログ情報へ変換する。
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レコードプレーヤー
アナログレコードを再生する音響機器。フォノグラフ、グラモフォンとも。
基本構造としては、レコードを載せて回転させる『ターンテーブル』、レコード表面の音溝の振幅を拾う(ピックアップする)『ピックアップ』(電気信号に変換する機能も含む)、ピックアップ部が取り付けられた『トーンアーム』、電気信号をアンプし外部に出力する機構が一体化されている。
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ターンテーブル
レコード盤を水平に載せて一定速度で回転する回転台。台の部分を『プラッター』もしくは『ターンテーブル』、駆動部を『フォノモータ』と呼ぶ。
一般に使われる回転数は、33 1/3(LP盤)・45(EP盤)・78(SP盤)r.p.m.である。


 ●回転をにプラッター伝えるための方法として次のような方式がある。

アイドラー方式
(アイドラードライブ)
モーター軸(プーリー)→ゴム製の円盤(アイドラー:減速機構も兼ねる)→プラッター内周に回転を伝える
構造が簡単なため安価な機器で使われていたが、モータの不要な振動音(「ゴロ」あるいは「ランブル」と称した)を拾ってしまうという欠点もあった。しかし高級品は最高の音が聴けるとマニアの憧れの存在になっており現在ヴィンテージとして取引されている、舶来ではトーレンス・ガラード・EMT、国産ではトリオ(現・JVCケンウッド)が有名。
ベルト方式
(ベルトドライブ)
モータ軸(プーリー)→ゴムベルト→プラッターと回転を伝える(減速も兼ねる)
ゴムベルトが中間に入るためモータの振動をプラッターに伝えにくいという特長があり高級ターンテーブルでも利用された。プラッターの慣性モーメントが大きいほど回転むらが減るため重量級の製品がマニアに愛好された。
この方式の欠点としてはゴムベルトが伸びる、硬化するなどの経年劣化により回転むらが起きやすくなる、回転速度が変わるということがある。
ベルト方式の一種として、伸び縮みの少ない糸を使った「糸ドライブ」が一部の高級機種に使われている。
直結方式
(ダイレクトドライブ)
最終回転数で回転するモーターの軸に直接プラッターを結合する。あるいは、プラッターそのものがモータの一部になっている方式である。
コストが高いため、比較的高級なプレーヤーにだけ用いられたが、次第に安価な製品にも用いられるようになった。
また、DJ用のモデルでは、そのDJプレイの上で強力なトルクとすばやい立ち上がりが必要とされるため、ほとんどの機種がダイレクトドライブを採用している。
 〇レーザーを利用してレコードを読み込むもの

レーザーターンテーブル
1990年代にレーザー光を利用してアナログレコードの再生を行うプレーヤーが登場。
各世界の放送局や図書館での利用も多い。
針を盤面に接触させないので磨耗がなく、多少痛んだ盤面や、保存状態が悪く、レコード針ではハムノイズや音とびしてしまうような大幅に反った盤でも再生が可能であり、回転数も任意に調整可能でLP・SP・ドーナツ盤の別なく再生可能である。
ただし、レーザー光を透過してしまう青盤と赤盤は掛けられない。

 

カートリッジ
レコード表面の音溝の振幅を、電気信号に変換する機構「ピクアップ」を交換可能な形状に収めた装置。フォノカートリッジともいう。
音溝をトレースする「針先(スタイラスチップ)」と、これを支える「カンチレバー」、カンチレバー後端に置かれる発電コイル、信号出力用の接点(ピン)で構成される。


スタイラスチップ
(針先)
ダイアモンド、ルビー、サファイアなどの硬度の高い物質で作られており、断面の形状は、円形、楕円形、ラインコンタクト等がある。
カンチレバー
先端にスタイラスチップを装着した細長い棒で、スタイラスチップと反対側に発電機構を備える。
スタイラスチップをレコード音溝に押し付ける機能と、音溝の振幅に正確に追従し電気信号に変換する2つの機能を持つ重要な部品である。
カンチレバーの形状には、無垢棒、アングル、パイプ、テーパー形状などがある。


 ●カンチレバー発電方式によって、MM型とMC型に大きく分けられる。

MM型
(Moving Magnet)
カートリッジ内部に差し込まれたカンチレバー後端部分に永久磁石を取り付け、この永久磁石の振動によりその周囲に置かれたコイルに発生する起電力を再生出力とする方式。古くはマグネチック型と称した。
MC型
(Moving Coil)
カートリッジ内部に差し込まれたカンチレバー後端部分にコイルを取り付け、その周囲に永久磁石を置く。このコイルの振動によりコイルに発生する起電力を再生出力とする方式。
MC型のほうが繊細で高音質とされる傾向がある。


 

トーンアーム
カートリッジをレコード盤に対して適切な位置関係で保持しつつ再生する溝に追従してレコードの外周から内周に動かす機構で、針を溝に対して適切な力(針圧)で接触させる機構も有する。

カートリッジ取り付け部と反対側の一端に設けた回転軸を中心にスイングアーム方式が主流だが、レコードの半径方向に直線状に移動させるリニアトラッキング方式と称する方式もある。また、針圧の調整にバネなどの能動的な圧力を使用する物をダイナミックバランス型、錘の調節により重力で針圧を得る物をスタティックバランス型と呼ぶ。

スイングアーム方式
回転軸を中心に水平・垂直方向にスイングするアームにより針の盤面への接触と音溝への追従を行う方式。
回転軸の抵抗を小さくすることは容易であるため、高級機から廉価品まで大多数の製品がこの方式である。
スイングするトーンアームによってカートリッジは音溝に対する相対角度がアームのスイングする角度分変化することになる。正しい角度との差をトラッキングエラー角という。
リニアトラッキング方式
カートリッジをレコードの半径方向に直線的に平行移動させる方式。タンジェンシャル方式、または日本語で「直線追従方式」ともいう。
スイングアーム方式に比較して、音溝に対する相対角度が変化せずに平行移動するためトラッキングエラーが無いという利点がある。

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●オーディオの選び方

オーディオ機器の選び方。以下、オーディオ機器のカタログスペックの見方を紹介します。

 ●アンプのカタログスペックの見方
出力回路形式
A級、B級、AB級、D級 動作など。級というのはランクづけということではなく、アンプの動作状態を示すもので、増幅の際、増幅特性カーブのどの部分を使うかで、級が分かれる。
A級はきれいな直線部分を使うため音が良いが小出力。B級は大きな出力を得るために、曲線部分までいっぱいに使用する。その間がAB級動作で最も多いタイプ。D級はデジタルアンプの場合の動作状態を示す。
定格出力
(W)
出力とはアンプが取り出せるパワー。アンプの出力は電力(ワット=W)で表示され、ソース機器は電圧(ボルト=V)で表示される。
定格と実用最大出力とがあり、設定された歪み率以内で連続的に取り出せるのが定格出力。
スピーカーのインピーダンスによっても変化するため、8Ω時、6Ω時、4Ω時などとあせて記載することがあり、一般にインピーダンスが小さいほど出力が大きくなる。
数値が大きいほどパワーがある。ただし、あくまでパワーを表すもので、数値が大きいことが必ずしも良い音ということではない。
実用最大出力
(W)
定格出力が連続して供給できる出力を表すのに対して、実用最大出力は瞬間的に定格出力を越えて供給できる出力のこと。
定格出力よりもかなり大きな値になる。出力は測定条件によって変わるので、どちらによる表記なのか注意が必要。
数値が大きいほどパワーがある
全高調波歪率
(%)
信号の歪み=波形のゆがみの度合いを表わす代表的な項目。トータルハーモニックディストーション(T.H.D)ともいう。
アンプは増幅する際、元の信号にはない歪成分(色々な周波数成分を含む高調波)が混じって出力されるため、この歪成分が出力に占める割合をパーセントで表わしたもの。
数値が小さい方が性能が良いアンプといえる
周波数特性
(Hz)
周波数レンジのことで、比較的良好に再生できる周波数の範囲を示す。
あくまでも再生できる周波数範囲が広いか狭いかを判断する材料であり、再生される範囲内の音質や音色に言及するものではない。
また、アンプやCDプレーヤーなどは「周波数特性」という言葉が使われるが、スピーカーの場合は「定格周波数範囲」が用いられる。
範囲が広い方が再生できる範囲が広い
S/N比
(dB)
アンプで増幅され出力される信号(シグナル:S)には、雑音(ノイズ:N)も含まれる。このときのノイズの割合をデシベル(dB)表示したのがSN比。
数値が大きいほどノイズが少ない(ノイズが分母側にあるため)。
ダンピングファクター
スピーカーの振動板のは不要な振動を制御するアンプの能力を表わす指数がダンピングファクターで、通常、DFと略される。
ダンピングファクター=スピーカーのインピーダンス÷アンプの出力インピーダンスで求められ、単位はない。
数値が大きいほど振動の制御力が大きい。(特に低音の歯切れが良い)。DFは20以上あれば問題ないと言われている。
PHONO最大許容入力
(V)
「PHONO」端子に入力できる最大の電圧値。
MC型カートリッジ対応のアンプは、MC型とMM型とでは許容入力の大きさが異なるので、それぞれの値が表示される。
数値が大きいほど、大きな入力信号でも歪なく再生できる
スピーカー適応インピーダンス
(Ω)
アンプが安全・快適に動作する上で必要なスピーカーインピーダンスの範囲を示すもの。4Ω~16Ωのような範囲で表示。
インピーダンスとは「交流抵抗」のことで、接続するスピーカーのインピーダンスがこの範囲でないと、発熱などアンプのトラブルになる可能性がある。
接続するスピーカとの組み合わせに留意が必要

  

 ●スピーカーのカタログスペックの見方
定格インピーダンス
(Ω)
スピーカーのインピーダンスは周波数によって異なるため、その代表として扱われる値。
インピーダンスとは「交流抵抗」のことで、接続するアンプの『スピーカー適応インピーダンス』がこの範囲でないと、発熱などアンプのトラブルになる可能性がある。
接続するアンプとの組み合わせに留意が必要
出力音圧レベル/感度レベル
(dB)
スピーカーが電気エネルギーを音のエネルギーに変換する効率。
数値が大きいほど効率が高い。(大きな音が出る)
このレベルと後項の『許容入力/最大入力』とで、そのスピーカーがどれくらい大きい音まで出せるかが決まる。
許容入力/最大入力
(W) 
連続して入力してもスピーカーを安全に使用できる入力を示す。
ただし、瞬間的に大きな負荷が掛かる場合は、これ以下でも故障の原因となる場合もあるので注意。
数値が大きいほど、大きな入力が可能
極めて短時間に加えてもよい入力を最大許容入力(ピーク入力)として表示する例もある。
周波数特性/周波数範囲
(Hz)
そのスピーカーが低音から高音までどのくらいの音域で、再生できるのかの目安。70 Hz~100 kHzのような範囲で表示。
範囲が広いほど低音から高音まで幅広い音を再生できる
クロスオーバー周波数
(Hz)
各スピーカーユニットが受けもつ音域の境界周波数のこと。
例えば、2ウェイスピーカーシステムでクロスオーバー周波数が3kHzの場合、ウーファー(低音用)は3kHz以下の音を、ツィーター(高音用)は3kHz以上の音を主に受け持つなど。
また、3ウェイならウーファー、スコーカー、トゥイーターなどの3ユニットのため、例えば「500Hz、7kHz」というようにクロスオーバーがふたつになる。

  

 ●CDプレイヤーのカタログスペックの見方
ダイナミックレンジ
(dB)
再生信号をどのくらい広いレンジで再生できるかを示す。
数値が高いほどレンジが広い
CDの場合、16ビット量子化で制限される理論的な最大値は100dB。
高調波歪率
(%)
信号の歪み=波形のゆがみの度合いを表わす。
元の信号にはない歪成分(色々な周波数成分を含む高調波)が混じって出力されるため、この歪成分が出力に占める割合をパーセントで表わしたもの。
数値が小さい方が性能が良い
周波数特性/周波数範囲
(Hz)
そのスピーカーが低音から高音までどのくらいの音域で、再生できるのかの目安。70 Hz~100 kHzのような範囲で表示。
範囲が広いほど低音から高音まで幅広い音を再生できる
ワウフラッター
音響機器(レコードプレーヤー、テープレコーダー、CDプレーヤー)の回転部のムラによって発生する周波数変調のこと。
モーターの制御がクォーツロック方式になってからはこの現象は激減した。
デジタル機器では回転ムラがあっても再生機器の水晶発信機の精度と同程度まで小さくできる。
SA-CD
スーパー・オーディオ・デスク
普通のオーディオCD(CD-DA)以上の高音質で記録したCDの一種。
普通のCDプレイヤーでは再生できない。専用のCDプレーヤーで再生可能。

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