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おすすめ!見ておくべき 名作邦画moviejapanese

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おすすめ!見ておくべき 名作邦画

おすすめの名作日本映画を紹介するページです。
 日本映画を語る上で外せない、ぜひ見ておきたい作品
年代別、古い作品から掲載しています。

《 目次 》

 1930年代 名作邦画

 1940年代 名作邦画

 1950年代 名作邦画

 1960年代 名作邦画

 1970年代 名作邦画

 1980年代 名作邦画

 1990年代 名作邦画

 2000年代 名作邦画

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●1930年代 名作邦画

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マダムと女房
(1931)
監督: 五所平之助 出演者: 渡辺篤・田中絹代・市村美津子
日本初の本格的なトーキー映画。もとの題名は『隣りの雑音』
劇作家の芝野新作は、脚本を書くために静かな場所を探すうちに画家と言い争いになる。そうしながらそばの道でお風呂から出てきたのお客さんのマダムにぶつかってしまう…

大人の見る繪本 生れてはみたけれど
(1932)
監督: 小津安二郎 出演者: 青木富夫・吉川満子・斎藤 達雄
小津安二郎監督のサイレント時代を代表する傑作で、当時急激に増加した東京郊外に住むサラリーマンの悲哀を子供の目から風刺した喜劇映画。
良一、啓二のお父さんは、重役の岩崎の近くに引っ越して出世のチャンスをうかがっている。兄弟の前では厳格そのものだが…

祇園の姉妹
(1936)
監督: 溝口健二 出演者: 山田五十鈴、梅村蓉子、志賀廼家弁慶
古風な人情家の姉・梅吉と、現代的打算的な妹・おもちゃは、京都の色町祇園乙部で働く芸妓姉妹であるが、ともに男にもてあそばれ、その犠牲になってゆく…

人情紙風船
(1937)
監督: 山中貞雄 出演者: 河原崎長十郎・中村翫右衛門・霧立のぼる
江戸の貧乏長屋で浪人の首吊りが発生、役人が調べに来る。長屋の住人である髪結いの新三は、長屋の連中で浪人の為にお通夜をしてやろうと言い、大家を説き伏せて酒をせしめる…

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●1940年代 名作邦画

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安城家の舞踏会
(1947)
監督: 吉村公三郎 出演者:原節子・滝沢修・森雅之

本編中でのタイトル表記は『安城家の舞踏會』
アントン・チェーホフの戯曲『桜の園』を下地とした新藤兼人のオリジナル脚本。監督の吉村はこの作品で名声を確立した。
終戦直後の変革の波に呑まれるかのように没落した名門華族・安城家の人々の姿を描いている。

青い山脈
(1949)
監督: 今井 正 出演者:原節子・池部良・杉葉子
石坂洋次郎の同名小説の映画化。 1949年・1957年・1963年・1975年・1988年の5回製作されたが最も名高いのは、1949年の今井正監督作品。主題歌の『青い山脈』は、日本映画界に限らず、広く知られている。
作品中、ラブレターの文に「恋しい恋しい私の恋人」と書かれるべきものが、「変しい変しい私の変人」となっているエピソードは名高い。

晩春
(1949)
監督: 小津安二郎 出演者: 原節子・笠智衆・月丘夢路
本作および後年の『麦秋』(1951年)、『東京物語』(1953年)で原節子が演じたヒロインはすべて「紀子」という名前であり、この3作品をまとめて「紀子三部作」と呼ぶこともある
早くに妻を亡くし、それ以来娘の紀子に面倒をかけてきた大学教授の曾宮周吉は、紀子が婚期を逃しつつあることが気がかりでならない…

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●1950年代 名作邦画

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また逢う日まで
(1950)
監督: 今井正 出演者: 岡田英次・久我美子
ロマン・ロランの反戦小説『ピエールとリュース』を水木洋子と八住利雄が翻案・脚色。
空襲下の東京。田島三郎は空襲警報が鳴り響く地下鉄ホームで美術学校の生徒・小野螢子と出会う…

カルメン故郷に帰る
(1951)
監督: 木下惠介 出演者: 高峰秀子・小林トシ子・望月優子
国産初の「総天然色映画」として公開され話題に。
上州北軽井沢の浅間山のふもとの村で育った娘・おきんは、家出をして東京に出、リリィ・カルメンという名のストリッパーになっていた…

羅生門
(1951)
監督: 黒澤明 出演者: 三船敏郎・森雅之・京マチ子・志村喬
芥川龍之介の短編小説 『藪の中』と『羅生門』を原作に、橋本忍と黒澤が脚色。
日本映画初となるヴェネツィア国際映画祭金獅子賞とアカデミー賞名誉賞を受賞。
平安時代。打ち続く戦乱と疫病の流行、天災で人心も乱れて荒れ果てた京の都。雨が降る中で羅生門に下人がやって来る。雨宿りのためであったが、そこに杣売りと旅法師が放心状態で座り込んでいた…

生きる
(1952)
監督: 黒澤明 出演者:志村喬・千秋実 ・田中春男
黒澤監督作品の中でも、そのヒューマニズムが頂点に達したと評価される名作で、その題名通り「生きる」という普遍的なテーマを描くとともに、お役所仕事に代表される官僚主義を批判している。
市役所で市民課長を務める渡辺勘治は、かつて持っていた仕事への熱情を忘れ去り、毎日書類の山を相手に黙々と判子を押すだけの無気力な日々を送っていた…

雨月物語
(1953)
監督: 溝口健二 出演者:京マチ子・田中 絹代・森雅之
上田秋成の読本『雨月物語』の「浅茅が宿」と「蛇性の婬」の2編を、川口松太郎と依田義賢が脚色した。
近江の国に暮らす貧農の源十郎は、畑の世話をする傍らで焼物を作り町で売っていた。長浜が賑わっていることを知った源十郎は、焼物を載せた大八車を引いて長浜へ向かった…

煙突の見える場所
(1953)
監督:五所平之助 出演者:田中絹代・上原謙・高峰秀子
『文学界』に掲載された椎名麟三の「無邪気な人々」の映画化。
東京北千住のおばけ煙突−それは見る場所によって一本にも二本にも、又三本四本にもみえる。界隈に暮す無邪気な人々をたえずびっくりさせ、そして親まれていた…

君の名は
(1953)
監督: 大庭秀雄 出演:岸惠子・佐田啓二・淡島千景
元はラジオドラマであったものの映画化。
第二次大戦、東京大空襲の夜。焼夷弾が降り注ぐ中、たまたま一緒になった見知らぬ男女、氏家真知子と後宮春樹は助け合って戦火の中を逃げ惑ううちに、命辛々銀座・数寄屋橋までたどり着く…

東京物語
(1953)
監督: 小津安二郎 出演者: 笠智衆・東山千栄子・原節子・杉村春子・山村聡
尾道に暮らす周吉とその妻のとみが東京に出掛ける。東京に暮らす子供たちの家を久方振りに訪ねるのだ…

ゴジラ
(1954)
監督: 本多猪四郎(本編)・円谷英二(特撮) 出演: 宝田明・河内桃子・平田昭彦・志村喬
ゴジラシリーズ第1作。日本の怪獣映画の元祖。
貨物船「栄光丸」が原因不明の沈没事故を起こした。さらに救助に向かった貨物船「備後丸」が沈没。大戸島の漁船に救われた乗組員は「海が爆発した」と語る…

二十四の瞳
(1954)
監督: 木下惠介 出演: 高峰秀子・天本英世・笠智衆・田村高広
壺井栄の小説『二十四の瞳』が原作。
大石先生は新任の女教師として小豆島の岬の分教場に赴任する。一年生12人の子供たちの受け持ちとなり、田舎の古い慣習に苦労しながらも、良い先生になろうとする大石先生…

七人の侍
(1954)
監督: 黒澤明 出演: 三船敏郎・志村喬・加東大介
黒澤が初めてマルチカム方式(複数のカメラで同時に撮影する方式)を採用した映画。
黒澤映画並びに日本映画界の最高傑作と評され、国内外で今なお高い人気と評価を得ている。アメリカで『荒野の七人』としてリメイクされている。
戦国時代、戦により行き場を失い盗賊と化した野武士(百姓たちは「野伏せり」と呼ぶ)の一団がある農村を狙っていた…

浮雲
(1955)
監督: 成瀬 巳喜男 出演者:高峰秀子・森雅之・岡田茉莉子
原作:林芙美子、脚本:水木洋子
監督の成瀬と主演の高峰秀子にとっても生涯の代表作となった。
戦時中の1943年、タイピストとしてベトナムへ渡ったゆき子は、同地で技師の富岡に会う。当初は富岡に否定的な感情を抱いていたゆき子だが…

夫婦善哉
(1955)
監督: 豊田四郎 出演: 森繁久彌・淡島千景
織田作之助の小説『夫婦善哉』を原作に、八住利雄が脚色。
舞台は大正から昭和初期にかけての大阪。曽根崎新地で売れっこ芸者・蝶子は、化粧品問屋の長男・維康柳吉と駈落ちして熱海に向かうが、関東大震災で逆戻り…

狂った果実
(1956)
監督: 中平康 出演: 石原裕次郎・北原三枝・津川雅彦
石原慎太郎の同名小説の映画化。
石原裕次郎の実質的なデビュー作品であり、裕次郎は本作で一躍スターダムに上り詰めた。
夏の逗子海岸で、大学生と高校生の兄弟二人が、ヨットやボートで遊んでいる。兄の夏久は、太陽族と呼ばれ、享楽的で不良っぽい。反して弟の春次は、かたくて純真なタイプで、女性にもうぶである…

幕末太陽傳
(1957)
監督: 川島雄三 出演: フランキー堺・左幸子・南田洋子・石原裕次郎
川島雄三監督の代表作で異色コメディ映画。
ストーリーはオリジナルだが、落語『居残り佐平次』から主人公を拝借し、『品川心中』『三枚起請』『お見立て』などの物語が随所に散りばめられている。

巨人と玩具
(1958)
監督: 増村保造 出演: 川口浩・高松英郎・野添ひとみ
開高健の同名小説の映画化。
キャラメルを主力商品とするワールド製菓株式会社では、売上の頭打ちに悩んでいた。重役たちはその原因を宣伝効果の不足にあると決め付け、同業他社に抜きん出た宣伝活動を宣伝部に求めた…

張込み
(1958)
監督: 野村芳太郎 出演: 大木実・宮口精二
松本清張の同名短編小説の映画化。
警視庁の柚木刑事は、東京・目黒で発生した強盗殺人事件の主犯・石井を追って、石井の昔の恋人・横川さだ子が嫁ぐ九州S市に向かう。横川家近くの旅館で張り込みを開始した柚木だが、銀行員の後妻となったさだ子はただただ単調な日常生活を繰り返すのみ…

無法松の一生
(1958)
監督: 稲垣浩 出演:三船敏郎・高峰秀子・芥川比呂志
原作は岩下俊作の小説『富島松五郎伝』、4度映画化されているが、これは2作目。
ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞(グランプリ)受賞。
福岡県小倉(現在の北九州市)を舞台に、荒くれ者の人力車夫・富島松五郎(通称無法松)と、よき友人となった矢先に急病死した陸軍大尉・吉岡の遺族(未亡人・良子と幼い息子・敏雄)との交流を描く。

東海道四谷怪談
(1959)
監督: 中川信夫 出演: 天知茂・若杉嘉津子・江見俊太郎
四世鶴屋南北の原作、21回目の映画化。怪談映画の最高傑作ともいわれる。
江戸時代の中ごろ。備前岡山藩の浪人・民谷伊右衛門は、許嫁のお岩との婚儀をお岩の父・四谷左門に反対され侮辱されたことに腹を立て、左門を斬り捨ててしまう…

人間の條件
(1959年〜1961)
監督: 小林正樹 出演: 仲代達矢・新珠三千代
五味川純平の同名小説の映画化。
全6部構成で、1959年〜1961年に公開された。全6部の総上映時間は9時間31分に及び、製作当時は商業用映画としては最長の長さであり、ギネスブックにも掲載されていた。
主人公の梶を通して戦争における人間性を描いた作品。

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●1960年代 名作邦画

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おとうと
(1960)
監督: 市川崑 出演者:岸惠子・川口浩
幸田文の同名小説の映画化。
映画初の銀残しといわれる手法で現像され、独特の映像美が施されている。
小説家の娘であるげんは、放蕩者に身を落としている弟、碧郎の世話を甲斐甲斐しく焼いていた。それというのも、父の後妻である厳格なクリスチャンの義母が子供たちを冷淡に扱うからだった…
1976年には、山根成之監督によりリメイクされている。

日本の夜と霧
(1960)
監督: 大島渚 出演: 渡辺文雄・桑野みゆき・津川雅彦
日米安全保障条約に反対する安保闘争をテーマにした作品
霧の深い夜、60年安保闘争における、6月の国会前行動の中で知り合った新聞記者の野沢晴明と、女子学生の原田玲子の結婚式が行なわれていた…

裸の島
(1960)
監督: 新藤兼人 出演: 乙羽信子・殿山泰司
撮影期間1ヶ月、500万円の低予算で製作された。セリフを排した実験的な作品で、孤島で自給自足の生活を行う4人の家族の葛藤を描いている。
モスクワ国際映画祭グランプリを始め、数々の国際映画祭で受賞、世界60カ国以上で上映された。

大学の若大将
(1961)
監督: 杉江敏男 出演: 加山雄三・星由里子・田中邦衛
若大将シリーズの第1弾。
京南大学法学部の学生、田沼雄一は水泳部のエースであり若大将というニックネームで呼ばれている。おっとりとした性格で授業中にドカ弁を食べる豪快さもある…

不良少年
(1961)
監督: 羽仁進 出演: 山田幸男・吉武広和・山崎耕一郎
手記「とべない翼」にもとづき、非行少年のシャバでの生活と少年院での姿を、羽仁進が脚本・監督した記録映画的手法による劇映画。

宮本武蔵
(1961)
監督: 内田吐夢 出演: 中村錦之助・木村功・木暮実千代・浪花千栄子
吉川英治の小説『宮本武蔵』が原作。全5部作の第1作。
新免武蔵が沢庵宗彭の導きにより、姫路城天守で3年間の幽閉生活を送るまでを描いている。

キューポラのある街
(1962)
監督: 浦山桐郎 出演: 吉永小百合・東野英治郎・浜田光夫
早船ちよの同名小説の映画化。
中学3年の少女ジュンは、鋳物職人の父・石黒辰五郎が解雇されたことからはじまり、貧困・親子・小中学生の不良化・民族・友情・性など多くの問題に直面しながら、まっすぐに生きていく。

座頭市物語
(1962)
監督: 三隅研次 出演: 勝新太郎・天知茂万・里昌代
座頭市シリーズの第一作。子母沢寛の随筆集『ふところ手帖』に収録されているわずか数ページの短編「座頭市物語」を元にしている。
盲目でありながら居合いの達人であるヤクザの市は、下総飯岡の貸元・助五郎のもとに草鞋を脱いだ。助五郎は留守だったため雑魚部屋に通された市は、丁半博打で彼を騙そうとする飯岡の子分衆から逆に金を巻き上げる…

切腹
(1962)
監督: 小林正樹 出演: 仲代達矢・石浜朗・岩下志麻
滝口康彦の小説『異聞浪人記』が原作。
井伊家の江戸屋敷を安芸広島福島家元家臣、津雲半四郎と名乗る老浪人が訪ねてきた。半四郎は井伊家の家老である斎藤勘解由に「仕官もままならず生活も苦しいので、このまま生き恥を晒すよりは武士らしく、潔く切腹したいと…

ニッポン無責任時代
(1962)
監督: 古澤憲吾 出演 植木等・ハナ肇・重山規子
30作製作されたクレージー映画の第1作。
無責任男・平均は、バーで太平洋酒が乗っ取られそうな話を聞くと、太平洋酒社長・氏家勇作に「太平洋酒を乗っ取ろうとする者がいる」とコネをつけ、太平洋酒の総務部に入社した。そして均に任された仕事は、大株主の富山社長を買収する事…

五番町夕霧楼
(1963)
監督:田坂具隆 出演::佐久間良子・河原崎長一郎・進藤英太郎
水上勉の同名小説の映画化。1980年にも映画化されている。
実在していた五番町遊廓を舞台に、家族を養うために丹後からきた少女とその幼馴染である学生僧との悲恋を描いている。

伊豆の踊子
(1963)
監督: 西河克己 出演者:吉永小百合・高橋英樹
川端康成の同名小説の4度目の映画化。「或る大学教授の回想」という体裁になっている点が、原作小説との大きな相違点。
大学教授の川崎は、教え子である男子学生から或る相談を持ち込まれていた…
伊豆の踊子は、その他1933年・1954年・1960年・1967年・1974年にも映画化されている。

眠狂四郎 殺法帖
(1963)
監督: 田中徳三 市川雷蔵・中村玉緒・若山富三郎
柴田錬三郎の同名小説の映画化。
狂四郎が“巣”と呼んでいる大川端の船宿喜多川に赴く途中、手裏剣の襲撃をうけた。闇の中に姿を溶かしているのは伊賀者と知れた。迫る刺客を斬りすてたものの、ついに一人槍丸という小男を逃がした…

怪談
(1964)
監督: 小林正樹 出演者:三國連太郎・新珠三千代
原作は小泉八雲の『怪談』で、第1話「黒髪」、第2話「雪女」、第3話「耳無芳一の話」、第4話「茶碗の中」の4つの話からなる約180分のオムニバス作品。
180分の原版が消失し、161分の短縮版が出回っていたが、その後原版が発見され、修復を経て2003年に東宝からオリジナル完全版のDVDが発売された。

砂の女
(1964)
監督: 勅使河原宏 出演:岡田英次・岸田今日子・三井弘次
安部公房の同名小説の映画化。
男は休暇を利用し海岸に新種のハンミョウを採集しにS駅に降り立ち、バス終点の砂丘の村に行った。そこで漁師らしい老人に、部落の中の或る民家に滞在するように勧められた…

飢餓海峡
(1965)
監督: 内田吐夢 出演: 三國連太郎・左幸子・伴淳三郎・高倉健
水上勉原作の同名推理小説の映画化。
戦後まだ間もない頃。昭和22年に北海道地方を襲った猛烈な台風により、青函連絡船・層雲丸が転覆して多数の死傷者が出る。現場で遺体収容に従事した函館警察は、身元不明の遺体を2体発見する…

東京オリンピック
(1965)
総監督: 市川崑
東京オリンピックの全貌を収めた長編記録映画。
完成後、オリンピック協会との間に「記録か芸術か」という論議が沸き起こった事でも有名。

けんかえれじい
(1966)
監督: 鈴木清順 出演: 高橋英樹・浅野順子・川津祐介
鈴木隆の同名小説の映画化。
旧制第二岡山中学校の生徒・南部麒六(きろく)は夢見がちで柔らかい物腰の学生だったが、憧れの女性・道子を馬鹿にした上級生たちとケンカになり、上級生を叩きのめしてしまう…

白い巨塔
(1966)
監督: 山本薩夫 出演: 田宮二郎・田村高廣・東野英治郎
山崎豊子の同名小説の映画化。
浪速大学に勤務する財前五郎と里見脩二という対照的な人物を通し、医局制度などの医学界の腐敗を鋭く追及した作品。

日本のいちばん長い日
(1967)
監督: 岡本喜八 出演: 三船敏郎・加山雄三・黒沢年男
当時『文藝春秋』の編集者で、後に作家となる半藤一利(大宅壮一の名で発表された)のノンフィクション『日本のいちばん長い日』を映画化。
ポツダム宣言の発表の後、広島と長崎への原子爆弾投下を経て迎える8月14日から15日にかけての極限状態の1日を中心に、ポツダム宣言を受諾するまでの大日本帝国の姿を描く。

神々の深き欲望
(1968)
監督: 今村昌平 出演: 三國連太郎・河原崎長一郎・沖山秀子
構想6年、撮影に2年の歳月を費やした今村リアリズムの集大成とも言える渾身の作品。
現代文明から隔絶された南海の孤島を舞台に、神話の伝統を受け継いで生活する島人と近代化との相克、日本人の根源的な生と性を描いている。

肉弾
(1968)
監督: 岡本喜八 出演: 寺田農・大谷直子
「あいつ」と呼ばれる主人公の、孤独な戦争を描く。戦争を題材とした岡本監督の代表作。

博奕打ち 総長賭博
(1968)
監督: 山下耕作 出演:鶴田浩二・藤純子つや子・桜町弘子
博奕打ちシリーズの4作目。三島由紀夫が絶賛した事でも知られる、東映ヤクザ映画の傑作。
昭和九年、天竜一家の総長荒川が倒れ、後継問題が俄かに浮上した。跡目に押された中井信次郎は辞退、兄弟分で服役中の松田鉄男にその位を譲る。しかし荒川と兄弟分の仙波多三郎は承知せず、石戸幸平を推挙した…

緋牡丹博徒
(1968)
監督:山下耕作 出演:藤純子・高倉健・若山富三郎
藤純子(富司純子)主演のヤクザ映画シリーズの1作目。全8作。
"緋牡丹のお竜"こと女侠客・矢野竜子が闇討ちで殺された父の仇を求めて賭場を流れ歩く…

男はつらいよ
(1969)
監督: 山田洋次 出演者:渥美清・倍賞千恵子・光本幸子
男はつらいよシリーズの1作目。ロケ地、京都、奈良。
26年にわたる世界記録をもつ、下町人情大河喜劇映画シリーズの記念すべき第1作。
20年振りに故郷、東京は葛飾柴又に帰ってきた車寅次郎。ちょうど庚申の祭りの最中で、早速祭りに参加する寅次郎。そんな中、懐かしいおいちゃん、おばちゃんや妹さくらに涙の再会を果たす。
マドンナの冬子役は光本幸子が演じている。

心中天網島
(1969)
監督: 篠田正浩 出演: 中村吉右衛門・岩下志麻
近松門左衛門の人形浄瑠璃『心中天網島』の映画化。
劇中に黒子が登場したり、大きな字や浮世絵が描かれた壁や床のセットなど、様々な実験的な演出が行われており、浄瑠璃と歌舞伎の雰囲気を色濃く漂わせる作風となっている

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●1970年代 名作邦画

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エロス+虐殺
(1970)
監督: 吉田喜重 出演者: 細川俊之・ 岡田茉莉子
吉田喜重の代表作であり、フィクションであるが、実在の出来事を題材にしている。
大正のアナーキスト大杉栄が三角関係のもつれから刺された事件を取り上げ、大正時代と現代(昭和40年代)のそれぞれの風俗と人物たちを、時間軸と空間軸を交錯させ前衛的な手法で描いた愛と憎しみのドラマ。

八月の濡れた砂
(1971)
監督: 藤田敏八 出演 広瀬昌助・村野武範・テレサ野田・藤田みどり
ロマンポルノに移行する前の、旧体制日活最後の作品。
湘南を舞台に学園紛争敗退後の70年代のしらけ世代の気だるく無軌道な若者達の退廃を描く。

約束
(1972)
監督: 斎藤耕一 出演: 岸惠子・萩原健一
萩原健一の出世作でもある。
松宮螢子は、夫を殺害した罪で服役中の女囚であり、女性看視官に付き添われて仮出所中の身だった。仮出所の目的は、夫の墓参りと、同房の女囚から頼まれた手紙をその夫に届けるためであった…

仁義なき戦い
(1973)
監督: 深作欣二 出演: 菅原文太・松方弘樹・田中邦衛・金子信雄・梅宮辰夫
戦後の広島で実際に起こった広島抗争を題材として、主人公である美能幸三が獄中で書き綴った手記をベースにした飯干晃一の小説の映画化。シリーズ化された。
それまでの任侠映画とこなり、実在のヤクザの抗争を実録路線として、リアリティを表現させたところ等が新しい。

サンダカン八番娼館 望郷
(1974)
監督: 熊井啓 出演: 栗原小巻・高橋洋子・田中絹代
山崎朋子のノンフィクション作品『サンダカン八番娼館-底辺女性史序章』が原作。
日本の女性の近代史を研究している三谷圭子は、旅行中の天草で偶然、おサキさんという老婆と知り合う。現在貧しい暮らしをおくる彼女が、ボルネオに出稼ぎしていた元「からゆきさん」であることを知った三谷は、おサキさんの家に泊めてもらい、その半生を聞き、書き取る…

砂の器
(1974)
監督: 野村芳太郎 出演: 加藤剛・島田陽子
松本清張の同名小説の映画化。松本清張原作の映画の中でも、特に傑作として高く評価されてきた作品。
早朝、国電蒲田操車場内にて、男の殺害死体が発見された。前日の深夜、蒲田駅近くのトリスバーで、被害者と連れの客が話しこんでいたことが判明するが、被害者のほうは東北訛りのズーズー弁で話し、また二人はしきりと「カメダ」の名前を話題にしていたという…

田園に死す
(1974)
監督: 寺山修司 出演: 菅貫太郎・高野浩幸
父親のいない中学生の私は、恐山の麓の村で母と二人で暮らしている。唯一の楽しみといえば、イタコに父親の霊を呼び出させて会話をすることだった。私の家の隣には他所から嫁入りした若い人妻が住んでおり、それが意中の人である…

新幹線大爆破
(1975)
監督: 佐藤純弥 出演: 高倉健・千葉真一・宇津井健
ある朝国鉄に、本日東京駅を出発した「ひかり109号」に爆弾を仕掛けたと、脅迫電話がかかってきた。犯人は三名のグループで、新幹線に爆弾を仕掛け、誰も殺さず殺されずに巨額の身代金を得ようと完全犯罪を計画したのであった…
日本よりも海外での評価が高い作品でもある。

犬神家の一族
(1976)
監督: 市川崑 出演者: 草笛光子
横溝正史の同名小説の映画化。角川映画の初作品。
「波立つ水面から突き出た足」のシーンや不気味なマスク姿の佐清などの印象的な場面が多い。大野雄二による主題曲「愛のバラード」も有名。
2006年には市川・石坂のコンビでリメイク版が製作された。

幸福の黄色いハンカチ
(1977)
監督: 山田洋次 出演: 高倉健・武田鉄矢・桃井かおり・倍賞千恵子
恋人の伸子と失恋してヤケになった花田欽也は、務めていた工場を突然退職。その退職金で真っ赤なファミリアを購入、失恋の傷を癒すため、一人フェリーに乗り北海道を目指す…

八甲田山
(1977)
監督: 森谷司郎 出演: 高倉健・北大路欣也・緒形拳
新田次郎の小説『八甲田山死の彷徨』が原作。
1902年に青森の連隊が雪中行軍の演習中に遭難し、210名中199名が死亡した事件(八甲田雪中行軍遭難事件)を題材に、一部創作を加えた作品。
北大路欣也の台詞「天は我々を見放した」は当時の流行語になった。

冬の華
(1978)
監督:降旗康男 出演:高倉健・北大路欣也・池上季実子
高倉健演じる義理堅い昔気質のヤクザが暴力団抗争に巻き込まれていく様子を描く。
クラシック音楽や絵画がストーリーのポイントになっているなど、芸術性を帯びた作風になっており、異色のヤクザ映画。

赫い髪の女
(1979)
監督: 神代 辰巳 出演者: 石橋蓮司、 山谷初男
にっかつ制作の映画作品。ロマンポルノの中でも傑作の一つとされる。中上健次の小説「赫髪」を元にした作品。
ダンプカーの運転手・光造は、雨の日に赫い髪の女と出会い、一緒に住むようになる。女には子がいるようだが、過去を詳しくは語らない…

太陽を盗んだ男
(1979)
監督: 長谷川和彦 出演: 沢田研二・菅原文太・池上季実子
中学校の理科教師である城戸誠は、茨城県東海村の原子力発電所から液体プルトニウムを強奪し、アパートの自室でハンドメイドの原爆を完成させた…

復讐するは我にあり
(1979)
監督: 今村昌平 出演: 緒形拳・三國連太郎・ミヤコ蝶々・倍賞美津子
5人を殺害した西口彰事件を題材にした、佐木隆三の同名小説の映画化。
専売公社の集金係2名を殺害した榎津は、詐欺を繰り返しながら逃走を続ける。自宅には病身の母親と敬虔なクリスチャンの父親が旅館を経営し、榎津の妻子とともに暮らしている…

もう頬づえはつかない
(1979)
監督:東陽一 出演:桃井かおり・奥田瑛二・森本レオ
見延典子の同名小説の映画化。
早大生のまり子は、アルバイト先で知り合った同じ大学の橋本と、三十過ぎの芽の出ないルポライターの恒雄という二人の男とつき合っていた。まり子は現在橋本と同棲中で、その前は、恒雄と恋愛関係にあり、彼のために薬剤師になる夢を捨て大学も変えたことがある…

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●1980年代 名作邦画

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影武者
(1980)
監督: 黒澤明 出演者:仲代達矢・山崎努・萩原健一
黒澤作品では唯一、実在の戦国武将にまつわるエピソードを取り上げたスペクタクル巨編。
時は戦国時代の中ごろの天正元年、勇猛を恐れられる武田信玄とその軍勢は上洛を睨み、東三河で野田城を攻め落とそうとしていた。しかしある夜、信玄が城内から狙撃され、深手を負った…

ツィゴイネルワイゼン
(1980)
監督: 鈴木清順 出演: 原田芳雄・大谷直子
4人の男女が、サラサーテ自ら演奏する「ツィゴイネルワイゼン」のSPレコードを取り巻く、妖艶な世界へと迷い込んでいく。
『陽炎座』(1981年)、『夢二』(1991年)と並んで「(大正)浪漫三部作」と呼ばれる。

遠雷
(1981)
監督: 根岸吉太郎 出演者: 石田えり・ 永島敏行
立松和平の同名小説の映画化。
宇都宮を舞台に、都市化の波に流される人々の中で、土地にしがみつき、トマト栽培に賭ける青年の姿を描く。

セーラー服と機関銃
(1981)
監督: 相米慎二 出演: 薬師丸ひろ子・渡瀬恒彦
赤川次郎の同名小説の映画化。
父を事故で亡くし天涯孤独になった女子高生の星泉が、遠い血縁に当たる弱小暴力団「目高組」の四代目を継ぐことになり、4人の子分と共に対立するヤクザと戦う。
有名な「カイ・・・カン」という台詞は原作小説にはなく、本映画オリジナルのものである。

泥の河
(1981)
監督:小栗康平 出演:田村高廣・藤田弓子・朝原靖貴
宮本輝の同名小説を自主制作の形で映画化。
VHSビデオテープでの発売がある。
昭和30年の大阪。安治川の河口で暮らす信雄は両親から、近づいてはいけないといわれた舟に暮らすきょうだいと交流をもつ。きょうだいの母親は船上で売春をして口に糊していたのである…

蒲田行進曲
(1982)
監督: 深作欣二 出演: 松坂慶子・風間杜夫・平田満
つかこうへい原作。
東映京都撮影所は、5年に1度の大作「新撰組」の撮影に沸いていた。何といってもそのウリは、撮影所自慢の高さ数十メートルの樫の木の大階段で撮影するダイナミックなクライマックス、いわゆる『階段落ち』である…

転校生
(1982)
監督: 大林宣彦 出演: 尾美としのり・小林聡美
山中恒の児童文学『おれがあいつであいつがおれで』の映画化。
主人公斉藤一夫のクラスに、ある日転校生がやってくる。その転校生とは、幼馴染の斉藤一美だった。一夫と一美は、学校の帰り道、ちょっとした弾みで一緒に石段を転げ落ちてしまう…
『時をかける少女』(1983年)、『さびしんぼう』(1985年)の三作を大林「尾道三部作」と通称する。
2007年(平成19年)に、リメイク版が公開された。ロケを行った土地にちなみ、1982年版を「尾道転校生」、2007年版を「長野転校生」と呼び分ける場合もある。

家族ゲーム
(1983)
監督: 森田芳光 出演: 松田優作
本間洋平作の同名小説の映画化。
多くの問題を抱えた家族が受験に振り回される様子をシュール・コミカルに描いている作品。

楢山節考
(1983)
監督: 今村昌平 出演: 緒形拳・坂本スミ子
深沢七郎の同名小説(厳密には『楢山節考』と『東北の神武たち』の2つを原作とする)の2度目の映画化
来年に楢山参りに出る定めの老女・おりんの家では、家族がそれぞれ問題を抱えていた。長男の辰平は去年妻を事故で失い、侘しく鰥夫暮らしをしていた

南極物語
(1983)
監督: 蔵原惟繕 出演: 高倉健・渡瀬恒彦・岡田英次・夏目雅子
南極大陸に残された兄弟犬タロとジロと越冬隊員が1年後に再会する実話を元に創作を交え、北極ロケを中心に少人数での南極ロケも実施し、撮影期間3年余をかけ描いた大作映画。

お葬式
(1984)
監督: 伊丹十三 出演者:山崎努・宮本信子・菅井きん
伊丹十三の初監督作品。
初めて出すお葬式に右往左往する家族と、周囲の人びとの姿をコミカルに描いた作品。

マルサの女
(1988)
監督: 伊丹十三 出演: 宮本信子・山崎努・津川雅彦
マルサ(国税局査察部)に勤務する女査察官と、脱税者との戦いをコミカルかつシニカルに描いたドラマ。


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●1990年代 名作邦画

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櫻の園
(1990)
監督:中原俊 
ある女子高校の演劇部の、上演直前の舞台裏の騒動を中心に、それに翻弄される少女達の複雑な感情を切なく描いた。20人以上の部員を全員オーディションで選出し、極々普通の少女達の群像をリアルに描いた。
2008年に1990年版のリメイクではなく、リ・イメージとして、内容を一新した同名映画が公開されている。

月はどっちに出ている
(1993)
監督: 崔洋一 出演: 岸谷五朗・ルビー・モレノ・絵沢萌子
梁石日の自伝的小説『タクシー狂操曲』が原作。
タクシーの運転手を務める在日コリアンの男と日本で逞しく生きるフィリピン女性との恋愛模様を軸に、在日外国人やヤクザなど、様々な人々の人生を描くヒューマンドラマ。

Shall we ダンス?
(1997)
監督: 周防正行 出演: 役所広司・草刈民代・竹中直人
社交ダンス教室を舞台としたハートフルコメディの傑作。

HANA-BI
(1997)
監督: 北野武 出演: ビートたけし・岸本加世子・大杉漣
妻や同僚の生と死、そして妻との逃亡を敢行する一人の孤独な刑事の人生模様を描く。
第54回ヴェネツィア国際映画祭にて金獅子賞を受賞。

鉄道員(ぽっぽや)
(1999)
浅田次郎の同名小説が原作。
主人公の佐藤乙松は、北海道の道央にある廃止寸前のローカル線「幌舞線」の終着駅・幌舞駅の駅長である。鉄道員一筋に生きてきた彼も定年退職の年を迎え、また同時に彼の勤める幌舞駅も路線とともに廃止の時を迎えようとしていた…


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●2000年代 名作邦画

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バトル・ロワイヤル
(2000)
監督: 深作欣二 出演: 藤原竜也・前田亜季・山本太郎
高見広春の同名小説の映画化。
新世紀の初め、ひとつの国が崩壊した。経済的危機により完全失業率15%。失業者1000万人を突破。大人を頼れない世界に子供達は暴走し、学級崩壊や家庭崩壊が各地で発生…

ウォーターボーイズ
(2001)
監督: 矢口史靖 出演者:妻夫木聡・玉木宏 ・金子貴俊
男子高校生たちが、シンクロに挑む青春活劇。
モデルは男子校の埼玉県立川越高校の水泳部が実際に1988年から文化祭の演目として行っているシンクロ公演。

Go!
(2001)
監督: 矢崎充彦 出演: 高田宏太郎・椋木美羽・美保純
ピザーラ新宿店でアルバイトをしている高校2年生・西野康助は、ある日配達中に、年上の女性カメラマン・飯塚令子のカメラレンズを壊してしまう。令子は弁償代わりとして、康助が作るピザの宅配を要求…

たそがれ清兵衛
(2002)
監督: 山田洋次 出演: 真田広之・宮沢りえ・田中泯
藤沢周平の同名短編小説のほか、同じく藤沢の「竹光始末」「祝い人助八」の2つの短編を原作としており、同名小説とはストーリーや設定が異なる
幕末の庄内地方。海坂藩の御蔵役を務める井口清兵衛は、夕刻の終業の太鼓の音を聞くと同僚の酒の誘いも断り真っ直ぐ自宅に帰り、家事と内職にいそしんでいた…

美しい夏キリシマ
(2003)
監督・脚本:黒木和雄 出演者:柄本佑・小田エリカ・石田えり
「戦争レクイエム三部作」の2作目。 
「スリ」の黒木和雄監督が故郷宮崎県えびのを舞台として描く、自身の戦争体験に基づいた群像劇。

誰も知らない
(2005)
監督: 是枝裕和 出演: 柳楽優弥・北浦愛・木村飛影
1988年に発生した巣鴨子供置き去り事件を題材として、母の失踪後、過酷な状況の中幼い弟妹の面倒を見る長男の姿を通じて家族や周辺の社会のあり方を聴衆に問いかけた作品。

おすすめ!見ておくべき 名作邦画

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