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おすすめ!見ておくべき 名作洋画

おすすめの名作外国映画を紹介するページです。
映画を語る上で外せない、ぜひ見ておきたい作品。
年代別、古い作品から掲載しています。



《 目次 》

 1920年代 名作洋画

 1930年代 名作洋画

 1940年代 名作洋画

 1950年代 名作洋画

 1960年代 名作洋画

 1970年代 名作洋画

 1980年代 名作洋画

 1990年代 名作洋画

 2000年代 名作洋画

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●1920年代 名作洋画

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吸血鬼ノスフェラトゥ
(1922)
監督: F・W・ムルナウ 出演者 マックス・シュレック、グスタフ・フォン・ヴァンゲンハイム、グレタ・シュレーダー
ドイツ表現主義映画。ドラキュラを扱ったホラー映画の元祖として知られる。

戦艦ポチョムキン
(1925)
監督: セルゲイ・エイゼンシュテイン 出演者 アレクサンドル・アントノフ(ロシア語版)、ウラジミール・バルスキー(ロシア語版)
1905年に起きた戦艦ポチョムキンの反乱を描いたもので、「オデッサの階段」と呼ばれるオデッサの市民を虐殺する場面は映画史上有名なシーンの一つであり、様々なオマージュやパロディを生んでいる。

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●1930年代 名作洋画

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M
(1931)
監督: フリッツ・ラング 出演: ピーター・ローレ、オットー・ベルニッケ、グスタフ・グリュントゲン
ベルリンを舞台に、連続殺人犯が警察と犯罪者たちに追い詰められる様を描く。ラングの代表作であるのみならず、サイコスリラー映画の始祖として高く評価されている。また、アメリカ合衆国におけるフィルム・ノワールの成立に大きな影響を与えた。

我輩はカモである
(1933)
監督: レオ・マッケリー 出演: グルーチョ・マルクス、チコ・マルクス、ハーポ・マルクス
コメディ映画。パラマウント映画によって公開された最後のマルクス兄弟主演作であり、また、ゼッポ・マルクス最後の出演映画。1990年にアメリカ議会図書館によりアメリカ国立フィルム登録簿に登録された。

キング・コング
(1933)
監督: メリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シェードザック 出演: フェイ・レイ、ブルース・キャボット、ロバート・アームストロング
文明社会に紛れ込んだ怪物キングコングが大暴れする。美女アンを片手に持ってエンパイア・ステート・ビルに上る姿が特に有名。

或る夜の出来事
(1934)
監督: フランク・キャプラ 出演: クラーク・ゲーブル、クローデット・コルベール
スクリューボール・コメディ映画である。コロンビア映画製作、白黒映画。
アカデミー賞では主要5部門でノミネートされ、5部門とも受賞した。ちなみにこの5部門を全て制することは、1975年の『カッコーの巣の上で』が成し遂げるまで出ないほどの大記録。

モダン・タイムス
(1936)
監督: チャールズ・チャップリン 出演: チャールズ・チャップリン、ポーレット・ゴダード、ヘンリー・バーグマン
チャップリンの代表作のひとつ。
資本主義社会や機械文明を痛烈に風刺した作品で、労働者の個人の尊厳が失われ、機械の一部分のようになっている世の中を笑いで表現している。

白雪姫
(1937)
監督: デイヴィッド・ハンド 出演:アドリアナ・カセロッティ
グリム兄弟による童話『白雪姫』を原作とする作品。
映画ディズニーの長編映画第1作目であり、世界初のカラー長編アニメーション映画。アニメ史に残る傑作として知られる。
ディズニーは実写映画と対抗するために、まず俳優の動きを実写で撮影し、そのフィルムからロトスコープで1枚ごとに動画を起こす、ライヴァルのフライシャー・スタジオの古い手法を模倣し、写実的な動きと画風を実現した。

赤ちゃん教育
(1938)
監督: ハワード・ホークス 出演:キャサリン・ヘプバーン、ケイリー・グラント
「Baby」(赤ちゃん)という名の豹を飼う我が侭な令嬢と、彼女に振り回される真面目な古生物学者を描く作品。

大いなる幻影
(1938)
監督: ジャン・ルノワール 出演: ジャン・ギャバン、ディタ・パルロ、ピエール・フレネー
第一次世界大戦のフランスとドイツの戦いを背景に、ドイツ軍の捕虜になったフランス人の収容所生活と階級意識、彼らとドイツ人将校との国境を超える友情を描いて、鋭く人道主義的立場から戦争を批判した反戦映画。

オズの魔法使い
(1939)
監督: ヴィクター・フレミング 出演: ジュディ・ガーランド
原作はライマン・フランク・ボームが1900年に発表した児童文学小説『オズの魔法使い』。ファンタジー・ミュージカル映画。
エムおばさん、ヘンリーおじさんとともにカンザスの農場に住む少女ドロシー・ゲイルは「虹の彼方のどこかに(Somewhere Over The Rainbow)」よりよい場所があると夢見ている…

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●1940年代 名作洋画

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市民ケーン
(1941)
監督: オーソン・ウェルズ 出演: オーソン・ウェルズ、ジョゼフ・コットン、ドロシー・カミンゴア
当時25歳だったオーソン・ウェルズの処女作。
過去と現在を交錯して描くという斬新な構成や、トーランドの撮影によるディープフォーカスの使用、ワンシーン・ワンショット撮影、広角レンズ・ローアングルの多用、極端なクローズアップなど、画期的な表現技術・撮影技術が駆使され、公開当時はその技術が革新的すぎるといわれたものの、映画史上最大の傑作として現在に至るまで非常に高い評価を得ている。 

レディ・イヴ
(1941)
監督: プレストン・スタージェス 出演: バーバラ・スタンウィック、ヘンリー・フォンダ、チャールズ・コバーン
'41年のNYタイムズの年間ベスト10で「市民ケーン」を押さえてベスト1に選ばれたにもかかわらず、'94年のスタージェス祭まで日本では公開されることがなかった。
女詐欺師と世間知らずの御曹司のすれ違いのロマンス。洗練とドタバタが玄妙なる調和でカクテルされた恋愛コメディの傑作中の傑作。

マルタの鷹
(1941)
監督: ジョン・ヒューストン 出演: ハンフリー・ボガート、メアリー・アスター
ダシール・ハメットの同名探偵小説の3度目の映画化で、その中で最も有名な作品。ヒューストンの監督デビュー作。
ハードボイルドの古典である原作を忠実に映像化し、いわゆるフィルム・ノワールの古典と目されている。

カサブランカ
(1942)
監督: マイケル・カーティス 出演: ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン
親ドイツのヴィシー政権の支配下にあったフランス領モロッコのカサブランカを舞台にしたラブロマンス映画。
第16回アカデミー作品賞を受賞。

深夜の告白
(1944)
監督: ビリー・ワイルダー 出演:バーバラ・スタンウィック、レッド・マクマレイ、エドワード・G・ロビンソン
ジェームズ・M・ケインの小説『倍額保険』が原作。
フィルム・ノワールの古典として現在でも高く評価される。不倫による生命保険金殺人を取り上げた倒叙型サスペンスの先駆であり、その後の多くの映画・テレビドラマに影響を与えた。 

素晴らしき哉、人生!
(1946)
監督: フランク・キャプラ 出演: ジェームズ・ステュアート、ドナ・リード、ライオネル・バリモア
フランク・キャプラ、ウィリアム・ワイラー、ジョージ・スティーブンスの3人が協力して設立したリバティ・ピクチャーズの第1号作品。
脚本はフィリップ・ヴァン・ドーレン・スターンの作品『The Greatest Gift』から着想を得たもの。
アメリカでは不朽の名作として知られ、どの大学の映画学科でも、この映画を必ず見せて、学生の指針としている。
自分の夢を追いながらも父親の急死に伴い家業の建築貸付組合を継いで田舎の小さな町で過ごさざるを得なくなっていたジョージ・ベイリー…

自転車泥棒
(1948)
監督: ヴィットリオ・デ・シーカ 出演: ランベルト・マジョラーニ
現在に至るまで作品は高い評価を得ており、ロベルト・ロッセリーニの『無防備都市』、ルキノ・ヴィスコンティの『揺れる大地』と並ぶネオレアリズモの名作と呼ばれている。
第二次世界大戦後のイタリア、ローマ。2年間職に就けなかったアントニオ・リッチは、職業安定所の紹介で役所のポスター貼りの仕事を得る…

第三の男
(1949)
監督: キャロル・リード 出演: ジョゼフ・コットン、オーソン・ウェルズ、アリダ・ヴァリ
光と影を効果的に用いた映像美、戦争の影を背負った人々の姿を巧みに描いたプロットで高く評価されている。
舞台は第二次世界大戦後、米英仏ソによる四分割統治下にあったオーストリアの首都ウィーン。アメリカの売れない西部劇作家ホリー・マーチンスは、親友ハリー・ライムから仕事を依頼したいと誘われ、意気揚々とウィーンにやって来た…

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●1950年代 名作洋画

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イヴの総て
(1950)
監督: ジョセフ・L・マンキーウィッツ 出演: ベティ・デイヴィス、アン・バクスター
 実在の女優エリザベート・ベルクナーをモデルとした、メアリー・オルの1946年の短編小説『The Wisdom of Eve』が原作。
 アカデミー賞では、作品賞をはじめとして6部門で受賞。
 1995年に『ショーガール』としてリメイクされた。
 アメリカ演劇界最高の栄誉であるセイラ・シドンス賞が、新進女優イヴ・ハリントンに与えられた。満場の拍手のうち、イヴの本当の姿を知る数人だけは、複雑な表情で彼女の受賞を見守るのだった…

サンセット大通り
(1950)
監督: ビリー・ワイルダー 出演: グロリア・スワンソン、ウィリアム・ホールデン
ロサンゼルス郊外の豪邸を舞台に、サイレント映画時代の栄光を忘れられない往年の大女優の妄執と、それが齎した悲劇を描いたフィルム・ノワール。

雨に唄えば
(1952)
監督: ジーン・ケリー スタンリー・ドーネン 出演: ジーン・ケリー、デビー・レイノルズ、ドナルド・オコナー
『トップ・ハット』『バンド・ワゴン』『巴里のアメリカ人』などと並ぶミュージカル映画の傑作として知られる。
特にジーン・ケリーが土砂降りの雨の中で、主題歌を歌いながらタップダンスを踊る場面は、映画史に残る名シーン。

アフリカの女王
(1952)
監督: ジョン・ヒューストン 出演: ハンフリー・ボガート、キャサリン・ヘプバーン
セシル・スコット・フォレスターの同名小説の映画化。
場所は、ドイツ領東アフリカの奥地。イギリス人女性ローズ・セイヤーは宣教師の兄とともに、布教活動をしていた。しかし第一次世界大戦が勃発し、住民達は無理矢理徴収され、村は焼き払われ、そしてそのショックから兄は死んでしまう…

ローマの休日
(1953)
監督:ウィリアム・ワイラー 出演:オードリー・ヘップバーン、グレゴリー・ペック
王女と新聞記者との切ない1日の恋を描いている作品。トレビの泉や真実の口など、永遠の都・ローマの名だたる観光スポットを登場させていることでも有名。

波止場
(1954)
監督: エリア・カザン 出演: マーロン・ブランド
ニューヨークの港を舞台に、マフィアのボスに立ち向かうある港湾労働者の姿を描く。
1954年のアカデミー賞にて作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞など8部門を受賞した。

裏窓
(1954)
監督: アルフレッド・ヒッチコック 出演: ジェームズ・ステュアート、グレース・ケリー
ウィリアム・アイリッシュの同名小説の映画化。
カメラマンのジェフは事故で足を骨折し、車椅子生活を余儀なくされる。そんな彼にできる楽しみは、カメラの望遠レンズを使って裏窓から見る隣のアパートの住人達の人間模様の観察であった…

理由なき反抗
(1955)
監督: ニコラス・レイ 出演:ジェームズ・ディーン
ニコラス・レイの原作を、自らが監督をし映画化した作品。
ジェームズ・ディーンの代表的作品。
17歳の少年ジムは泥酔のため、集団暴行事件の容疑者として警察に連行された。彼は、そこで夜間外出で保護を受けた少女ジュディや、仔犬を射って注意されたプレイトウ少年と知り合う…

捜索者
(1956)
監督: ジョン・フォード 出演:ジョン・ウェイン、ジェフリー・ハンター、ヴェラ・マイルズ
アラン・ルメイの同名小説が原作の西部劇映画。
南北戦争が終わって3年後に故郷に戻って来た男がコマンチ族によって兄夫婦が殺され、そして連れ去られた姪を救出するための旅を続ける姿を詩情豊かに描いている。
フォード監督の西部劇「駅馬車」「荒野の決闘」を凌ぐ代表作であるのみならず、西部劇映画を代表する傑作として高く評価されている。

野いちご
(1957)
監督: イングマール・ベルイマン 出演:ヴィクトル・シェストレム、ビビ・アンデショーン、イングリッド・チューリン
名誉学位の授与式に向かう老教授の一日を、彼の悪夢や空想、追憶などの心象風景を交えて描写した作品。
人間の「死」や「老い」、「家族」などの普遍的なテーマを扱った本作品は広く共感を呼び、ベルイマンの代表作として高く評価されている。

十二人の怒れる男
(1957)
監督: シドニー・ルメット 出演:ヘンリー・フォンダ
元はテレビドラマだったものの映画化。
「法廷もの」に分類されるサスペンスドラマ・サスペンス映画。
ほとんどの出来事がたった一つの部屋を中心に繰り広げられており、密室劇の金字塔として高く評価されている。

戦場にかける橋
(1957)
監督: デヴィッド・リーン 出演:ウィリアム・ホールデン、アレック・ギネス、ジャック・ホーキンス、早川雪洲
ピエール・ブールの小説『戦場にかける橋を原作にリーンらが脚色。
題名の「戦場にかける橋」とは、タイ王国のクウェー川に架かるクウェー川鉄橋を指す。
第二次世界大戦中、日本軍の捕虜となったイギリス軍兵士らと、彼らを強制的に泰緬鉄道建設に動員しようとする日本人大佐との対立と交流を通じ極限状態における人間の尊厳と名誉、戦争の惨さを表現した戦争映画。
後日談を描く映画に1989年イギリス制作の『戦場にかける橋2/クワイ河からの生還』がある。

突撃
(1957)
監督: スタンリー・キューブリック 出演:カーク・ダグラス、ラルフ・ミーカー、アドルフ・マンジュウ
第一次世界大戦中のとある戦線。フランス軍のブルラール大将はドイツ軍の堅牢な陣地、俗称『アリ塚』を陥落させようと画策し、ミロー大将の師団に攻撃を命令する…
のちにキューブリックの妻となるクリスティアーヌ・ハーランが出演している。

めまい
(1958)
監督: アルフレッド・ヒッチコック 出演:ジェームズ・ステュアート、キム・ノヴァク
ボワロー=ナルスジャックの『死者の中から』が原作。
レストランでマデリンとスコティが初めて出会うシーンや、曲がりくねったサンフランシスコの道のりを写すカメラワークは評価が高い。
床が落ちるような「めまいショット」はあまりにも有名で、この作品以後、数え切れないほどの映画やCM、テレビドラマで引用されるようになった。
「スコティ」ことジョン・ファーガソン刑事は、犯人を追う途中に同僚を死なせてしまったショックで、高所恐怖症によるめまいに襲われるようになり、警察を辞めてしまう…

大人は判ってくれない
(1959)
監督: フランソワ・トリュフォー 出演:ジャン=ピエール・レオ
フランソワ・トリュフォー監督の最初の長編映画。トリュフォー自身の幼少時代の自伝とも言うべき作品。
12歳のアントワーヌ・ドワネルにとって、毎日は苦痛の連続であった。学校では成績も悪く、いたずら好きで先生に叱責される。家では厳しい母親と、稼ぎも少なくうだつの上がらない父親に囲まれた息の詰まる生活を送っていた…

勝手にしやがれ
(1959)
監督: ジャン=リュック・ゴダール 出演:ジャン=ポール・ベルモンド
ゴダールにとっては初の長編映画。ヌーベルバーグの記念碑的作品であり、これまでの映画の既成概念をひっくり返し、映画の文法を壊した、映画史に残る作品となった。
ハンフリー・ボガートを崇めるミシェルは、マルセイユで自動車を盗み、追ってきた警察官を射殺する…

お熱いのがお好き
,(1959)
監督: ビリー・ワイルダー 出演:トニー・カーティス、ジャック・レモン、マリリン・モンロー
モノクロのコメディ映画。
禁酒法時代のシカゴ。聖バレンタインデーの虐殺を目撃したため、マフィアに追われるサックス奏者のジョー(カーティス)とベース奏者のジェリーは、シカゴから逃げ出すために仕事を探すが、団員を募集していたのはフロリダに向かう全員女性の楽団だけだった…

大樹のうた
(1959)
監督: サタジット・レイ  ショーミットロ・チャタージ、シャルミラー・タゴール、アクロ・チャックラヴァルティ
サタジット・レイのオプー・シリーズ完結篇。第一部「大地のうた」では主人公オプーの出生から少年期を、第二部「大河のうた」では両親を失くしたオプーが学業を終え自立するまでを、この第三部ではオプーが結婚して子供を生み、育てる過程を描く。

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●1960年代 名作洋画

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サイコ
(1960)
監督: アルフレッド・ヒッチコック 出演:アンソニー・パーキンス、ジャネット・リー
金曜日の午後、アリゾナ州フェニックスのホテルで、地元の不動産会社のOLのマリオンは恋人サムと情事にふけっている。カリフォルニアで金物店を営むサムは、経済的な理由でマリオンとの再婚に踏み切れずにいる…
続編の劇場映画2本(『サイコ2』『サイコ3/怨霊の囁き』)とテレビ映画1本(『サイコ4』)、及び同タイトルのリメイク作品が製作されている。なお、小説にも続編があるが、映画とは全く別の物語である。

アラビアのロレンス
(1962)
監督: デヴィッド・リーン 出演:ピーター・オトゥール、アレック・ギネス、アンソニー・クイン
実在のイギリス陸軍将校のトマス・エドワード・ロレンスが率いた、オスマン帝国からのアラブ独立闘争を描いた歴史映画。
ロレンスがマッチの火を吹き消した後に砂漠に大きな太陽が昇る場面や、敵の要塞を陥落したロレンスが、ラクダに乗って夕日が照らす海岸を悠々と歩く場面、そして延々と続く広大な白い砂漠と地平線を背景にロレンスが跨ったラクダが駆ける場面等が名シーンも多い。

アラバマ物語
(1962)
監督: ロバート・マリガン 出演:グレゴリー・ペック、メアリー・バダム、フィリップ・アルフォード
ハーパー・リーの同名小説が原作。
人種的偏見が根強く残るアメリカ南部で、白人女性への暴行容疑で逮捕された黒人青年の事件を担当する弁護士アティカス・フィンチの物語。
グレゴリー・ペック演じる弁護士アティカス・フィンチは、アメリカの良心を体現したキャラクターとして非常に人気がある。

8 1/2
(1963)
監督: フェデリコ・フェリーニ 出演: マルチェロ・マストロヤンニ、アヌーク・エーメ、クラウディア・カルディナーレ
別題『フェリーニの8 1/2』。
タイトルの由来は、フェリーニ「単独」による8作目の作品であり、さらに共同監督であった処女作「寄席の脚光」を「半分(1/2)」として加えると「8 1/2本目」の作品であり、それ以上の特別な意味はない。
著名な映画監督のグイドは、新作の構想と療養のため、温泉地へとやってくる。しかし、一向に定まらない映画内容と、周りの出資者に接する苦悩だけが積もっていく。いつしかグイドは、自らの理想の世界へと現実逃避する…

ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!
(1963)
監督: リチャード・レスター 出演:ビートルズ
ビートルズの忙しい日常をドキュメンタリータッチで描く、ビートルズがビートルズ自身の風刺漫画を演じるという作品。
原題『A Hard Day's Night』。邦題の『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』は映画評論家・水野晴郎が名付けたもの。ただあまりにも原題とかけ離れた命名のため、前年に製作されたニュース映画「The Beatles come to town」と本作を取り違えて命名したのではないかという意見もある。

007/ゴールドフィンガー
(1964)
監督: ガイ・ハミルトン 出演者 ショーン・コネリー
イアン・フレミングの長編小説『007』第7作。また映画『007』シリーズ第3作。
前作『007 ロシアより愛をこめて』のヒットで、シリーズの人気を決定付けたが、この映画でさらに人気を不動のものとした。現在の007シリーズの基礎がこの作品である。
メキシコでの任務の帰路、マイアミに立ち寄ったイギリス秘密情報部員ジェームズ・ボンドは、かつてのカジノ・ロワイヤルでの勝負の際同席したデュポンと再会し、彼の頼みでオーリック・ゴールドフィンガーのカードのいかさまを暴いた…

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
(1964)
監督: スタンリー・キューブリック 出演:ピーター・セラーズ、ジョージ・C・スコット
ピーター・ジョージの『赤い警報』(日本語訳:破滅への二時間)が原作。邦題は『博士の異常な愛情]』と呼ばれる事が多い。
冷戦時代の世界情勢を背景に、偶発的な原因で核戦争が勃発し人類滅亡の危機に至るさまをシニカルに描くコメディ。
キューブリックが監督した最後の白黒作品。

サウンド・オブ・ミュージック
(1965)
監督: ロバート・ワイズ 出演:ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー、エリノア・パーカー
ブロードウエイミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』を原作とするミュージカル映画。
アカデミー賞作品賞、監督賞、編集賞、音楽賞、録音賞の5部門を獲得。
マリアは修道女見習い。お転婆で周囲の修道女にからかわれていた。ある日、修道院長に、トラップ大佐の7人の子供たちの家庭教師をするように勧められ、トラップ邸へ向かう…

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗
(1966)
監督: セルジオ・レオーネ 出演:クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、イーライ・ウォラック
公開時の邦題は『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』だが、ビデオ発売時に『続・夕陽のガンマン』に改められた。原題の「 Il buono, il brutto, il cattivo 」は直訳すると「善玉、卑劣漢、悪玉」。
物語は、南軍の金貨を求めて南北戦争のアメリカを冒険する3人のガンマンを中心に展開する。この映画は西ドイツとイタリア、スペインに共同で制作された。
『荒野の用心棒』(1964年)と『夕陽のガンマン』(1965年)とゆるやかな三部作を構成しており、「ドル箱三部作」ともいわれる。
エンニオ・モリコーネによる音楽でよく知られており、一連のリフに砲声や口笛が混ぜられているテーマ曲は、もっとも西部劇的な音楽だとも言われる。

アルジェの戦い
(1966)
監督: ジッロ・ポンテコルヴォ 出演:ブラヒム・ハギアグ、ジャン・マルタン、ヤセフ・サーディ
アルジェリアのフランスからの独立までのアルジェリア戦争を描いく作品。
1966年のヴェネツィア国際映画祭では金獅子賞を受賞した。

欲望
(1967)
監督: ミケランジェロ・アントニオーニ 出演:デヴィッド・ヘミングス、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、ジェーン・バーキン
フリオ・コルタサルの小説『悪魔の涎』を下敷きに、ミケランジェロ・アントニオーニが脚本を書いた。
イギリス・イタリア合作映画。
1960年代中盤のロンドンを舞台に、人気カメラマンの主人公が撮った、ある写真にまつわる奇妙な出来事を描く。

卒業
(1967)
監督: マイク・ニコルズ 出演:ダスティン・ホフマン、アン・バンクロフト、キャサリン・ロス
チャールズ・ウェッブの同名小説の映画化。
アメリカン・ニューシネマを代表する作品の一つ。テーマ曲は、サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」。
大学陸上部のスターで新聞部長でもあったベンジャミンは、卒業を機に帰郷する。友人親戚一同が集った卒業記念パーティー、将来を嘱望される若者に人々は陽気に話しかける…

俺たちに明日はない
(1967)
監督: アーサー・ペン 出演:フェイ・ダナウェイ、ウォーレン・ベイティ
1930年代に各地で強盗を繰り返したクライド・バロウとボニー・パーカーの実話を元に描かれている。ボニーとクライドの、出会いと死に至るまでを描いた犯罪映画。特に映画のラストシーンで87発の銃弾を浴びて絶命するボニーとクライドの姿(通称「死のバレエ」)は、当時の若者の反響や後続の映画製作者に大きな影響を与えた。
 メリカン・ニューシネマの先駆的存在として有名。

2001年宇宙の旅
(1968)
監督: スタンリー・キューブリック 出演:キア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド、ウィリアム・シルベスター
アーサー・C・クラークとスタンリー・キューブリックがアイデアを出しあってまとめたストーリーに基いて製作されたSF映画。
月に人類が住むようになった時代。アメリカ合衆国宇宙評議会のヘイウッド・フロイド博士は、月のティコクレーターで発掘された謎の物体「モノリス(TMA・1)」を極秘に調査するため、月面クラビウス基地に向かう。調査中、400万年ぶりに太陽光を浴びたモノリスは強力な信号を木星(小説版では土星)に向けて発した。

明日に向って撃て!
(1969)
監督: ジョージ・ロイ・ヒル 出演:ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス
アメリカン・ニューシネマの傑作の一つ。実在の銀行強盗ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの物語。ラストシーンのストップモーションは映画史に残る屈指の名シーンとして有名。
1890年代の西部。西部開拓も一段落して新時代の波が現れ始めた頃、名を馳せた荒くれ者ブッチ・キャシディとサンダンス・キッド は家畜を盗み銀行強盗を繰り返す二人組であった…

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●1970年代 名作洋画

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M★A★S★H マッシュ
(1970)
監督: ロバート・アルトマン 出演: ドナルド・サザーランド、トム・スケリット、エリオット・グールド
リチャード・フッカーの小説の映画化。
朝鮮戦争を舞台に、3人の軍医を描くブラック・コメディ。
カンヌ国際映画祭パルム・ドールやアカデミー脚色賞を受賞。 
タイトルのMASHとは移動米軍外科病院(Mobile Army Surgical Hospital)のことを指す。

フレンチ・コネクション
(1971)
監督: ウィリアム・フリードキン 出演:ジーン・ハックマン
ロビン・ムーアの同名ノンフィクション小説の映画化。
実在のニューヨーク市警察本部薬物対策課のエドワード・イーガンとサルヴァトーレ・グロッソがフランスから密輸された麻薬約40kgを押収した事件がモデルとなっている。
なおこの2名の刑事はアドバイザーとして制作に協力している。

ゴッドファーザー
(1972)
監督: フランシス・フォード・コッポラ 出演:マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ジェームズ・カーン
マリオ・プーゾの同名小説の映画化。
続編の『ゴッドファーザー PART II』もアカデミー作品賞を受賞したため、今日に至るまで正編と続編でアカデミー作品賞を獲得した唯一の例としても有名。
第二次世界大戦が終わった1945年。コルレオーネ家はニューヨーク市郊外の高級住宅街の一角を占める。屋敷では主人であるドン・コルレオーネの娘コニーの結婚祝賀宴が豪勢にとり行われていた…

燃えよドラゴン
(1973)
監督: ロバート・クローズ 出演:ブルース・リー、ジョン・サクソン、ジム・ケリー
ブルース・リーとカンフーが世界的なブームとなり、多くのフォロワーが生まれた作品。
ミスター・ハンが3年に1度開催する武術トーナメントへの招待を受けた少林寺の高弟リーは、国際情報局のブレイスウェイトに犯罪組織の疑いが高いハンの島の内偵を依頼される…

エクソシスト
(1973)
監督: ウィリアム・フリードキン 出演:リンダ・ブレア、エレン・バースティン、ジェイソン・ミラー
少女に憑依した悪魔と神父の戦いを描いたオカルト映画の代表作であり、アカデミー脚色賞を受賞した。
題名となっているエクソシストとは、英語で"悪魔払い(カトリック教会のエクソシスム)の祈祷師"という意味。
イラクでの遺跡発掘を調査していたメリン神父は、悪霊パズズの像を発見する。10年前にアフリカで死闘を交えたメリンは、「この邪悪な宿敵と再戦する日が近い」と予感する…

ブレージングサドル
(1974)
監督: メル・ブルックス 出演:クリーボン・リトル、ジーン・ワイルダー
コメディ映画。西部劇のパロディ。
黒人奴隷の鉄道作業員バートは、ヘマをしてあやうく縛り首になるところだったが、ロックリッジの保安官になれば見逃してやろうということで九死に一生を得る…

チャイナタウン
(1974)
監督: ロマン・ポランスキー 出演: ジャック・ニコルソン、フェイ・ダナウェイ
1930年代後半のカリフォルニア州ロサンゼルスを舞台に、私立探偵が偶然にも関わってしまった殺人事件を通じ、誰にも変えられない運命の綾に踊らされる姿を描く。
全編に渡ってフィルム・ノワール的な虚無感と退廃感を漂わせながら、社会史的視点をも盛り込んだことで、1970年代に相応しい現代性を持ち得たミステリー映画の傑作として、高く評価されている。

ゴッドファーザー PARTII
(1974)
監督: フランシス・フォード・コッポラ 出演:アル・パチーノ、ロバート・デュヴァル、ダイアン・キートン
原作のマリオ・プーゾの小説の中から、前作では描けなかった父ヴィトー・コルレオーネの青年時代と、息子マイケル・コルレオーネのその後という二つの異なった時代の物語を平行させながら描いている。

カッコーの巣の上で
(1975)
監督: ミロス・フォアマン 出演:ジャック・ニコルソン
ケン・キージーのベストセラー小説の映画化。
精神異常を装って刑務所での強制労働を逃れた男が、患者の人間性までを統制しようとする病院から自由を勝ちとろうと試みるという物語。
アメリカン・ニューシネマの代表作の一つで、アメリカでは興行収入1億ドルを超える大ヒットになった。
 カッコーの巣(cuckoo's nest)は、「精神病院」の蔑称のひとつである。

ジョーズ
(1975)
監督: スティーヴン・スピルバーグ 出演:ロイ・シャイダー、ロバート・ショウ、リチャード・ドレイファス
ピーター・ベンチリーによる同名小説が原作。
平和なビーチを襲う巨大人食い鮫(ホオジロザメ)の恐怖と、それに立ち向う人々を描いた作品。スティーヴン・スピルバーグの名前を全世界に浸透させた一作。
jawsは本来、英語で「顎」を意味する単語であるが、本作の大ヒットと衝撃度から「鮫」と同義語として使われるようになった
正統的な続編は4作目まで製作されたが、スタッフや設定も一新されており、3作目以降の人気は低い。

モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル
(1975)
監督: テリー・ギリアム、テリー・ジョーンズ 出演: グレアム・チャップマン、ジョン・クリーズ、テリー・ギリアム
イギリスのアーサー王伝説をもとにしたパロディのコメディ映画。低予算で作られているが、完成度は高い。
モンティ・パイソンのメンバーの1人であるテリー・ジョーンズが中世の歴史学研究家であるため、アーサー王伝説を扱った映画の中で最も時代考証が正しい映画だと言われている。

ネットワーク
(1976)
監督: シドニー・ルメット 出演:フェイ・ダナウェイ、ウィリアム・ホールデン、ピーター・フィンチ
架空の系列局を舞台に、視聴率に踊らされるテレビ業界人の狂騒を痛烈に風刺する作品。
ニュースキャスターを演じたピーター・フィンチはノミネート直後に心不全で急死、アカデミー賞史上初の死後受賞となった。

ロッキー
(1976)
監督:ジョン・G・アヴィルドセン 出演:シルヴェスター・スタローン、タリア・シャイア、バート・ヤング
脚本は、スタローン自身が世界ヘビー級タイトルマッチ「モハメド・アリ対チャック・ウェプナー」戦に感銘を受け、わずか3日で書き上げ、プロダクションに売り込んだもの。
ステディカムを本格的に導入した、その最初期の著名な作品としても知られる。フィラデルフィア美術館前庭の階段、いわゆるロッキー・ステップをロッキーが駆け上がるシーンなどがその代表。
本作品が「個人の可能性」「アメリカン・ドリーム」への憧憬を再燃させ、アメリカン・ニューシネマの終焉を決定的なものとした。

スター・ウォーズ 新たなる希望
(1977)
監督: ジョージ・ルーカス 出演:マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー
スター・ウォーズ・シリーズ第1作。
日本公開題名は『スター・ウォーズ』。

アニー・ホール
(1977)
監督: ウディ・アレン 出演:ウディ・アレン、ダイアン・キートン、トニー・ロバーツ
ロマンスコメディ。ウディ・アレン作品のなかで最も人気があるものの1つ。
現実的なシーンとシュールな想像の混合は、後の映画やテレビシリーズに影響を与えた。
うだつの上がらないスタンダップ・コメディアン、アルビー(W・アレン)は、知り合った美女アニー(D・キートン)と意気投合して同棲生活を始めるが、うまくいくのは最初だけ…

 アニマル・ハウス
(1978)
監督: ジョン・ランディス 出演:ジョン・ベルーシ、ティム・マシスン、ジョン・ヴァーノン
コメディ映画。
大学に入学したラリーとケント。サークルの中でも一番人気なのが格式高い「オメガ・ハウス」。それに対し、ブルートーを筆頭に、毎晩のように飲んだくれ、騒ぎを起こしてばかりいる「デルタ・ハウス」。「オメガ・ハウス」に除けものにされた二人は「デルタ・ハウス」に入る…

エイリアン
(1979)
監督: リドリー・スコット 出演:トム・スケリット、シガニー・ウィーバー、ヴェロニカ・カートライト
航行中の大型宇宙船という閉鎖空間の中で異星生物(エイリアン)に襲われる乗組員の恐怖と葛藤を描く。

地獄の黙示録
(1979)
監督: フランシス・フォード・コッポラ 出演:マーロン・ブランド、ロバート・デュヴァル、マーティン・シーン
ジョゼフ・コンラッドの小説『闇の奥』を原作に、物語の舞台をベトナム戦争に移して翻案した叙事詩的映画。
公開直後から映画に対する賛否両論が噴出した作品でもある。
ベトナム戦争後期。陸軍空挺士官のウィラード大尉は、妻と離婚してまで再び戦場に戻ってきた…
2001年にコッポラ自身の再編集による『特別完全版』が公開。

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●1980年代 名作洋画

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レイジング・ブル
(1980)
監督: マーティン・スコセッシ 出演:ロバート・デ・ニーロ、キャシー・モリアーティ、ジョー・ペシ
実在のプロボクサー、ジェイク・ラモッタの自伝を元にポール・シュレイダーとマーディク・マーディンが脚本を担当。
主演のデ・ニーロは、鍛え上げられた肉体と、引退後の肥満体型を表現するために体重を27kg増量し、「デ・ニーロ・アプローチ」ともいわれた徹底した役作りを行い数々の賞に輝いた。
1941年、デビュー以来無敗を誇っていたミドル級ボクサーのジェイク・ラモッタは初めての屈辱を味わうこととなる…

レイダース/失われた聖櫃《アーク》
(1981)
監督: スティーヴン・スピルバーグ 出演: ハリソン・フォード
『インディ・ジョーンズ シリーズ』の第1作
「レイダース」のレイダーとは、盗賊のこと。「失われたアーク」とはモーセの十戒の書かれた石板を納めた「聖櫃」のことであり、ユダヤの秘宝の一つ。
続編として『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984年)、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989年)、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008年)が製作された。
舞台は1936年。プリンストン大学で教鞭を執る高名な考古学者インディアナ・ジョーンズ教授(インディ)には、世界中の宝物を探し発見するというトレジャーハンターとしての顔があった…

ブレードランナー
(1982)
監督: リドリー・スコット 出演:ハリソン・フォードル、トガー・ハウアー、ショーン・ヤング
フィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るかを原作としている。
2019年、地球環境の悪化により人類の大半は宇宙に移住し、地球に残った人々は人口過密の高層ビル群が立ち並ぶ都市部での生活を強いられていた。宇宙開拓の前線では遺伝子工学により開発された「レプリカント」と呼ばれる人造人間が、奴隷として過酷な作業に従事していた…

E.T.」
(1982)
監督: スティーヴン・スピルバーグ 出演:ヘンリー・トーマス、ドリュー・バリモア、ピーター・コヨーテ
アメリカのとある杉の森に球形の宇宙船が着陸し、中から小さな宇宙人が数人出てきた。彼らは地球の植物を観察し、サンプルを採集する事が目的だった。しかし、1人だけ宇宙船から遠く離れ、住宅街付近の崖の上から光の海を見て驚く。それは郊外の住宅地の灯だった…

初体験/リッジモンド・ハイ
(1982)
監督: エイミー・ヘッカーリング 出演:ショーン・ペン、ジェニファー・ジェイソン・リー、フィービー・ケイツ
アメリカの高校生達の恋と青春を描いた青春映画。
当時、人気絶頂のアイドル女優だったフィービー・ケイツが水着を外してトップレスになるシーンが話題となる。
リッジモント高校の同窓生、ステーシーとリンダ。17歳ですでにSEX経験済みのリンダ、それに対して15歳のステーシーはまだ未経験・・・

スパイナル・タップ
(1984)
監督: ロブ・ライナー 出演:クリストファー・ゲスト、ロブ・ライナー、マイケル・マッキーン
架空のバンド“スパイナルタップ”の全米ツアーの模様を、メンバーなどのインタビューを交えドキュメントした作品。実在のロック・バンドの出来事などをふんだんにパロディ化し、あたかも“本物”のようにコキおろす徹底ぶり。

ブルーベルベット
(1986)
監督: デイヴィッド・リンチ 出演:カイル・マクラクラン、イザベラ・ロッセリーニ、デニス・ホッパー
不法侵入や覗き見、性的虐待といった倒錯的行為が、物語の重要な役割を果たしており、公開と同時に、論争を巻き起こしたが、後に名作だと評価されるようになり、多くの賞を受賞した。
父親の入院を期に、ジェフリー・ボーモントは、大学を休学して、故郷である田舎町ランバートンに帰郷した。そんなある日、野原を通りかかったジェフリーは、切断された人間の片耳を発見する…

ベルリン・天使の詩
(1987)
監督: ヴィム・ヴェンダース 出演: ブルーノ・ガンツ、ソルヴェーグ・ドマルタン、オットー・ザンダー
天使を主人公とする映画で、幻惑的な映像美と、難解で詩的なダイアローグによって、荘厳さを持った作品に仕上がっている。
ハリウッドでリメイクされている(『シティ・オブ・エンジェル』1998)。また、続編は『時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!』。
守護天使ダミエルは、長い歴史を天使として見届け、人間のあらゆるドラマを寄り添うように見守った。だが親友カシエルに永遠の生命を放棄し、人間になりたい、と打ち明ける…

神経衰弱ぎりぎりの女たち
(1987)
監督: ペドロ・アルモドバル 演者:カルメン・マウラ、アントニオ・バンデラス、ロッシ・デ・パルマ
テレビ女優のペパは突然留守番電話で恋人イヴァンに別れを告げられ、旅行の荷造りを頼まれる。 ペパは彼の旅行には、昔のイヴァンの恋人・ルシアが同伴するものだと思い彼女の家を訪ねるが、ルシアも旅行にはペパが同伴するのだと思っており、お互い疑心暗鬼に陥る…

恋人たちの予感
(1989)
監督:ロブ・ライナー 出演:メグ・ライアン、ビリー・クリスタル
ニューヨークを舞台にした恋愛映画。本作で主人公の男女が食事をするカッツ・デリカテッセンは、日本のガイドブックで掲載しない例外がない程の名所となった。

ダイ・ハード
(1988)
監督: ジョン・マクティアナン 出演:ブルース・ウィリス、アラン・リックマン、アレクサンダー・ゴドノフ
ロデリック・ソープの小説 Nothing Lasts Forever (邦題は『ダイ・ハード』)が原作。ダイハードシリーズ第1作。
"ダイ・ハード" は「頑固者」、「保守主義者」、「最後まで抵抗する者」、「なかなか死なない者(不死身)」といった意味。
 ニューヨーク市警察のジョン・マクレーン部長刑事は別居中の妻ホリーに会うため、ホリーが務めているナカトミ商事のクリスマス・パーティに向かう…

ドゥ・ザ・ライト・シング
(1989)
監督: スパイク・リー 出演:スパイク・リー、ダニー・アイエロ、サミュエル・L・ジャクソン
人種差別と対立を扱っている作品。
たくさんの貧しい黒人や、いろんな民族が一緒に暮らしているニューヨークのブルックリン。クセのある楽しい、時には面倒な人々に囲まれて、主人公の黒人ムーキーはイタリア系アメリカ人サルの経営するピザ屋で働いていた…

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●1990年代 名作洋画

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グッドフェローズ
(1990)
監督: マーティン・スコセッシ 出演:ロバート・デ・ニーロ、レイ・リオッタ、ジョー・ペシ
マフィア界で生きたヘンリー・ヒルの実話を元にして書かれたニコラス・ピレッジのノンフィクション『Wiseguy』が原作。
主人公を演じたレイ・リオッタにとっても出世作となった。

羊たちの沈黙
(1991)
監督: ジョナサン・デミ 出演:ジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス、スコット・グレン
トマス・ハリスの同名小説の映画化。
アカデミー賞の主要5部門すべてを独占したのは『或る夜の出来事』、『カッコーの巣の上で』に次いで3作目
カンザスシティほかアメリカ各地で、若い女性が殺害され皮膚を剥がれるという連続猟奇殺人事件が発生。逃走中の犯人は“バッファロー・ビル”と呼ばれていた…

ターミネーター2
(1991)
監督: ジェームズ・キャメロン 出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、エドワード・ファーロング
全世界での興行収入は5億6千万ドルを超え、ターミネーターシリーズ最大の興行収入記録。
人類と機械の戦争が続く近未来からそれぞれの勢力が現代へ送り込んだアンドロイドと、戦争を回避すべく奮闘する人間達とが繰り広げる死闘を描く…

シンドラーのリスト
(1993)
監督: スティーヴン・スピルバーグ 出演者:リーアム・ニーソン、レイフ・ファインズ、ベン・キングズレー
第二次世界大戦時にナチスドイツによるホロコーストが東欧のドイツ占領地で進む中、ドイツ人実業家オスカー・シンドラーが1100人以上ものポーランド系ユダヤ人を自身が経営する軍需工場に必要な生産力だという名目で絶滅収容所送りを阻止し、その命を救った実話を描く。

恋はデジャ・ヴ
(1993)
監督:ハロルド・ライミス 出演:ビル・マーレイ、アンディ・マクダウェル
超常現象によって閉じた時間の中に取り残され、田舎町の退屈な祭事の日を際限なく繰り返すことになった男性が、己の高慢で自己中心的な性格を改めて恋を成就させるまでを描く。
原題の「グラウンドホッグデー」とは、各地で行われているアメリカの伝統行事で、物語はこの行事が行われる2月2日の6時00分から、翌朝の5時59分にかけての24時間を反復しながら進行する…

パルプ・フィクション
(1994)
監督: クエンティン・タランティーノ 出演: ジョン・トラボルタ、ユマ・サーマン、サミュエル・L・ジャクソン
ひとつのマフィアの話となっており、その中にいる人間の短編ストーリーとなっている。
時間的な順序とは異なった流れで構成されており、時系列シャッフルを取り入れた作品。

ショーシャンクの空に
(1994)
監督: フランク・ダラボン 出演者:ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン、ボブ・ガントン
スティーブン・キングの小説『刑務所のリタ・ヘイワース』の映画化
刑務所内の人間関係を通して、冤罪によって投獄された有能な銀行員が腐敗した刑務所の中でも希望を捨てず、生き抜いていくヒューマン・ドラマ。

ユージュアル・サスペクツ
(1995)
監督: ブライアン・シンガー 出演: ガブリエル・バーン、ケヴィン・スペイシー
アガサ・クリスティの『アクロイド殺し』を下敷きにした計算された脚本が話題を呼び、アカデミー脚本賞を受賞。回想によって物語を錯綜させる手法で謎の事件を描く。
カリフォルニア州のサンペドロ港に停泊していた船が爆発・炎上。銃殺体を含む多数の遺体が見つかった。船は実はマフィアの麻薬密輸船であり、船の炎上と多数の死者は、マフィアと対立組織の抗争によるものと思われた…

タイタニック
(1997)
監督:ジェームズ・キャメロン 出演:レオナルド・ディカプリオ, ケイト・ウィンスレット
1912年に実際に起きた英国客船タイタニック号沈没事故を基に、貧しい青年と上流階級の娘の悲恋を描いている。ラストは悲劇的な別れとなる恋人たちを描いた、優れたストーリーが話題となった。

プライベート・ライアン
(1998)
監督: スティーヴン・スピルバーグ 出演:トム・ハンクス、エドワード・バーンズ、マット・デイモン
第二次世界大戦時のノルマンディー上陸作戦を舞台に、1人の兵士の救出に向かう兵隊たちのストーリー。
本作はフィクションであるが、基になったナイランド兄弟のエピソードは存在するが、フレデリックは原隊に自力で復帰しており、救出隊が組織されたと言う事実はない。

バッファロー'66
(1998)
監督: ヴィンセント・ギャロ 出演: ヴィンセント・ギャロ、クリスティーナ・リッチ
選曲、個性派揃いの豪華なキャスティング独特の映像で、低予算ながら一部の映画ファンにカルト的な人気を誇っている。
5年の刑期を終えたビリー・ブラウンは、ニューヨーク州バッファローの実家に戻ろうとするが、両親には刑務所にいたことは話しておらず、勢いで「フィアンセを連れて帰る」と嘘を並べてしまう…

マトリックス
(1999)
監督: ラリー・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー 出演:キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス
マトリックスシリーズの1作目。『マトリックス リローデッド 』『マトリックス レボリューションズ 』の3部作。
SF作品であるが、従来から人気のカンフーファイトのテイストも含んでいる。ストーリーの各所にメタファーや暗示を置き、全体に哲学や信仰という奥深いテーマも表現している。従来のCGにはない、ワイヤーアクションやバレットタイムなどのVFXを融合した斬新な映像表現は「映像革命」として話題となった

初恋のきた道
(原題:我的父親母親)
(1999)
監督: 張芸謀 出演: 章子怡、 孫紅雷
鮑十(パオ・シー)の同名小説の映画化。
文字を知らない少女は、料理で恋い焦がれる気持ちを愛する人に伝えようとした。青年教師は教壇からの声で彼女の想いに応えた…

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●2000年代 名作洋画

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グリーン・デスティニー
(2000)
監督: アン・リー 出演:チョウ・ユンファ、ミシェル・ヨー、チャン・ツィイー
王度廬の小説『臥虎蔵龍』が原作。
武術の使い手たちが使う軽功の動きを、ワイヤーアクションの技術で表現し、絵巻物のような美しい映像と組み合わせた作品。
世界の映画でワイヤーアクションの技術が使われる端緒となった。

花様年華
(2000)
監督: ウォン・カーウァイ 出演:トニー・レオン、マギー・チャン
香港を舞台に、既婚者同士の切ない恋を描いたロマンス映画。
1962年の香港が舞台。ジャーナリストのチャウ(トニー・レオン)は妻と共にあるアパートに引っ越してくる…

ロード・オブ・ザ・リング
3部作(2001、2002、2003)
監督: ピーター・ジャクソン 出演: イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン
J・R・R・トールキンの『指輪物語』が原作。
絶大な力を秘めた「一つの指輪」をめぐり、選ばれし旅の仲間9人と、冥王復活を目論む闇の軍勢との戦いと冒険を描く。
3部作、『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』(2001年)・『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(2002年)・『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003年)

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